ポーの一族 萩尾望都
萩尾望都のフラワーコミックス・第一期の作品集・大友克洋のアクションコミックス・石川啄木全集などなどの蔵書救出作戦に失敗し、仕方がなくフラワーコミックス復刻版を入手して再読。(初版1974年 復刻版2016年)このフラワーコミックス版の作品順に慣れ・こだわりがあるので(文庫版の作品順が違うという確信があるわけではないが、勝手に決めつけている-作品集で順番が違ったので) どうしてもこの版で読みたかった。で、やっぱり、感動、耽溺。20代に読み感動し、今読んでまた感動できる。もちろん、何となく、感動の種類の違いは感じるけれど。この抒情・遥かなるもの・永遠なるものへの思い・儚さ・変わらないことへの思い・思いを寄せる相手への思い、そういったものに加えて、軽快でおしゃれな萩尾望都特有のコミカルタッチ、永遠を語る地の文・それを囲む絵、登場人物のセリフ・コマワリ、次のページへの遷移、何もかもすべてが完璧で、心に迫ってくる。萩尾望都の作品は一気に読めない。ページを送る手を止め、少し離れて絵・コマワリを見て、地の文を読み、咀嚼し心に入れる。切なくなる自分の心がうれしい、楽しい。この時期のポーの一族説と比べると、2016年再開後の作品は、何か緊張感というか、ピンと張り切ったものが欠けているような気がする。「トーマの心臓」も入手して再読しなければ。16Pの大傑作「小夜の縫うゆかた」も。★★★★★★ポーの一族 復刻版 限定BOX: フラワーコミックススペシャルAmazon(アマゾン)2,000〜8,556円 Amazon(アマゾン)で詳細を見る 楽天市場で詳細を見る