今日を、迎えられたことに、感謝。
過去のことを振り返るブログを書いています。
ご興味のある方は読んでみてください。
2015年9月頃の話。
今日、病院に行けたら…。
もうひとつ、取り組みたいと思うことがありました。
それは、肝炎の給付金について問い合わせをすること……。
自分は母子感染のキャリアであり、対象外だろうと思いながらも……
以前から気になっていたから。
職場に休みの連絡をするときよりも緊張した。
勇気を振り絞って…
話した相手は。
ぞんざいな話し方をする弁護士。
電話をしたからには、詳しい経緯を話さなくてはならない。
まずそのことに、こころが折れそうでした。
まずは、母子感染なので、母の血液検査の結果が必要。
母も、か。
脳出血で入院したときのデータか、新たに検査した結果と。
自分の検査結果。
それを踏まえてから改めて申請の手続きをするという。
『注射器感染をされた方への給付がいちばんの目的ですが、
あなたのような、今は無症候群キャリアの方も、定期的に検査を受ける事が必要です。
慢性肝炎や、肝硬変、ガンになってしまった時の為にも、申請をしたほうがいいですよ。』
そう言われ…。
母の血液検査には、普通の検査ではダメらしく、説明資料を送りたいのでという事で、送ってもらうことに。
『お父様は?』
ふと聞かれ、全身が硬直しそうに…。
『……昨年、亡くなりました…』
ふと涙が込み上げてきた。
……まだ辛いんだな。仕方ないよね……
向き合う度に、また違うところが傷付く。
それは仕方のないこと……
その度に泣いてどうする‼
『注射器感染の他にも、あなたのような母子感染の方も100万人位いると言われています。
決して、少ない人数ではありません。』
100万人……。
人口が1億人とすれば、約1%の人が……
この割合が、人数が多いのかは自分にはわからない……。
『それでは資料をお送り致します。
お医者様からも言われたかと思いますが、定期的に検査を受けてください。』
『はい。わかりました。』
ふう………。
緊張と、疲れがでそうな15分……。
気になったのは。
母は自分を出産したことで治っていると思ったけれど……
今でもウィルスがいる可能性があるのか?
どちらにしても、母の了承を得なければ。
すぐに母に電話し、詳細を話しました。
『あたしが行ける範囲なら勿論いいよ。
あんたが付き添ってくれれば有り難い。』
それは勿論、こっちがお願いしていることだ。
ちょっと沈黙。
『…そうか、定期的に検査を受けていかなきゃならないんだね…』
と、母。
今はいい。
だけど、やっぱり楽観視できる病気ではない。
こんなに気を使っているのは。
うちが短命家系だから。
ガン家系だから。
脳神経系の病気にかかる人が多いから。
原因不明の病気で突然歩くことも出来なくなり、37歳で亡くなったいとこ。
くも膜下出血で49歳で亡くなったおじさん。
末期の卵巣ガンで63歳で亡くなったおばさん。
末期の乳ガンで49歳で亡くなったいとこ。
末期の尿管ガンで68歳で亡くなった父…。
他人事ではない。
自分自身で向き合っていくしか……。