変わっていく、家族〜その137〜 | ぽんこたつ欲しいみかんの毎日気分は凸凹~生きてるからこそ~

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母の介護、父の死をきっかけに2016年にうつ病になったことから、転職を繰り返し、仕事社会から離れて今は生活保護で暮らしています。家族のこと、日常の出来事、病気やメンタル、伝えたいことや空想、情報など思うまま綴るまとまりのないブログです。

今日を、迎えられたことに、感謝。 



過去のことを振り返るブログを書いています。



ご興味のある方は読んでみてください。



2015年6月頃の話。


母は、やっと気がすんだのか、少し落ち着いた。

顔が左右で違う。

叔母さんが心配する。


テレビの音がうるさくて辛いと話す叔母さんが居るのに、大音量でテレビをつけっぱなしにしている母。

消そうとしたら怒られた。


叔父さんは片方の目しか見えない。

だから、いつも叔母さんが車を運転して行動している。

その叔母さんも、重い腰痛や肩凝りを抱えて、身体が思うように動かなくなっている。


それでも、母を心配し、父の事もやってくれている。


忙しい中、来てくれたのに。


それなのに、母がひとりで……



自分の思いは複雑だった。


叔父夫婦に申し訳ない気持ちと。

母のいいたりない寂しさを、埋めてあげられない申し訳なさと。


いつも自分がかわいそうと訴えるわがままを、ずるい、羨ましいと思う気持ちと。


みんな、大変なのに。


そんな事を考えてしまう自分に嫌気がさした。


時間を大幅に使ってしまい、帰らなくてはならない時間になってしまった。


母と二人になれば、きっと責めてしまう。


今日は、もう帰ろう……



冷たくしたくないのに、どうにも表れてしまう感情を、抑えきれなくなりそうで……


自分は……


逃げるように実家をあとにした。


(続き)



自宅に戻り、なんとも言えない気持ちになった自分…


消せない、醜い、認めたくない感情がまた込み上げる…


でも、自分を偽りたくない。

そう思う自分もいることを…


それは、過去から今に繋がる人生がそう思わせてしまうから。


今日は、もうやめよう。



翌日、母に電話した。


母は、何となくそっけない。


逃げるように帰ってしまった自分に、不満があるのだろう。


謝るのは、やめよう……


必要要件だけ話し、電話を切った。


そして、叔父さんに電話。


本当に決めなくてはならない事を決められなかったから。


叔父さんに何度も謝った。


自分の役目なのかはわからないけれど、

謝りたかったから。


嫌な役回りだけれど……それが自分の背負った立場なのかもしれない。


何度も、そんな風に諦めるように思った。


自分しか、いないから。



母ちゃん。


受け止めるだけの器がなくてごめん。


父ちゃんのことで辛いのも、今を生きるために必死なのもわかってる。


だけど、叔父さんも叔母さんも大変だから……

どうしても、あのワンマンショーを止めたかっただけなんだよ。


吐き出す場所が、時間が、もっと必要だよね。


もっと聞いてあげたいけど、自分もまだまだいっぱいいっぱいで。


本当は、母ちゃんの思っているような助けは出来ていないのかも知れない。


そういう不満も含めてああなっちゃったのかも知れないね。


親子だから。


ありのままでいようね。


父ちゃんは、あきれるだろうけど……


似た者同士。


ぶつかり合おうね。



(終わり……でも、物語は、続く。)