今日を、迎えられたことに、感謝。
過去のことを振り返るブログを書いています。
ご興味のある方は読んでみてください。
2015年6月頃の話。
母は、やっと気がすんだのか、少し落ち着いた。
顔が左右で違う。
叔母さんが心配する。
テレビの音がうるさくて辛いと話す叔母さんが居るのに、大音量でテレビをつけっぱなしにしている母。
消そうとしたら怒られた。
叔父さんは片方の目しか見えない。
だから、いつも叔母さんが車を運転して行動している。
その叔母さんも、重い腰痛や肩凝りを抱えて、身体が思うように動かなくなっている。
それでも、母を心配し、父の事もやってくれている。
忙しい中、来てくれたのに。
それなのに、母がひとりで……
自分の思いは複雑だった。
叔父夫婦に申し訳ない気持ちと。
母のいいたりない寂しさを、埋めてあげられない申し訳なさと。
いつも自分がかわいそうと訴えるわがままを、ずるい、羨ましいと思う気持ちと。
みんな、大変なのに。
そんな事を考えてしまう自分に嫌気がさした。
時間を大幅に使ってしまい、帰らなくてはならない時間になってしまった。
母と二人になれば、きっと責めてしまう。
今日は、もう帰ろう……
冷たくしたくないのに、どうにも表れてしまう感情を、抑えきれなくなりそうで……
自分は……
逃げるように実家をあとにした。
(続き)
自宅に戻り、なんとも言えない気持ちになった自分…
消せない、醜い、認めたくない感情がまた込み上げる…
でも、自分を偽りたくない。
そう思う自分もいることを…
それは、過去から今に繋がる人生がそう思わせてしまうから。
今日は、もうやめよう。
翌日、母に電話した。
母は、何となくそっけない。
逃げるように帰ってしまった自分に、不満があるのだろう。
謝るのは、やめよう……
必要要件だけ話し、電話を切った。
そして、叔父さんに電話。
本当に決めなくてはならない事を決められなかったから。
叔父さんに何度も謝った。
自分の役目なのかはわからないけれど、
謝りたかったから。
嫌な役回りだけれど……それが自分の背負った立場なのかもしれない。
何度も、そんな風に諦めるように思った。
自分しか、いないから。
母ちゃん。
受け止めるだけの器がなくてごめん。
父ちゃんのことで辛いのも、今を生きるために必死なのもわかってる。
だけど、叔父さんも叔母さんも大変だから……
どうしても、あのワンマンショーを止めたかっただけなんだよ。
吐き出す場所が、時間が、もっと必要だよね。
もっと聞いてあげたいけど、自分もまだまだいっぱいいっぱいで。
本当は、母ちゃんの思っているような助けは出来ていないのかも知れない。
そういう不満も含めてああなっちゃったのかも知れないね。
親子だから。
ありのままでいようね。
父ちゃんは、あきれるだろうけど……
似た者同士。
ぶつかり合おうね。
(終わり……でも、物語は、続く。)