昨年から、学びたいことがありました。
それは、パニック再発の少し前。
自分見つめ直し旅をしたいと思ったのと同時に見つけたもの…。
ふたつは同時にはできない。
まずは、見つめ直し旅から。
そして、2016年になり、あらためてそのことを学びたいと思いました。
それは、少しでも母を理解し、サポートしていくために必要だと感じたから。
高齢者の割合は、全人口の20%を越え、まさに超高齢社会に…。
普通に生活していれば、毎日家族以外の高齢者とすれ違い、コミュニケーションをとる可能性が高い。
街中ですれ違う高齢者の人達。
母を、父を見てきた自分には、不思議に映る。
若い、元気……。
これが、長寿の秘訣ともいうべき姿なのか?
いやいや。長寿はいいけれど。
自分の家族は決して健康ではない。
母は高齢者で身体障害者。
まずは、母のこと…基準は、母。
高齢者や障害者の人達との接し方。
自分ができること…それを学びたい。
そして今日、その扉を開きました。
その学びの概念は…。
想像以上のスケールの大きさで深いものでした。
自分が率直に学びたいと思ったことは勿論。
高齢者自らの意識の改革と行動。
高齢者の社会的地位の向上を促す努力。
誰もが生きやすい社会を、そしてひとりひとりの人生を見つめ、探求すること。
そして…社会も変化を遂げなければならない。
穏やかに平穏に…自分らしく生きたいと思う自分の…そして社会への願いがそこにはありました。
驚きました。
自分は、社会のハミダシモノでいいと。
自分らしく生きたいから、それでいいと。
だけど…開いた扉の向こうには。
思いやりとひとりひとりの意識改革が必要だと…。
進む超高齢社会と、増える障害者と。
進むシステム社会…。
まるで反比例するかのように、社会には、仕事には……
大切な、こころが置いてきぼりにされてしまっている気がしてなりません。
心を亡くすと書く『忙』。
この漢字を考えた人は凄いと思います。
忙しい社会。
あるはずのこころが…
時間に追われるように仕事をし、家では寝るだけ。
自分も、ちょっと前まではそんな生活を送っていました。
本当に、仕事をこなすだけで精一杯。
これでは、家族のことにまでとても頭が回らない…身体がついていけない。
そんななかで母が倒れ、何もかもが変わりました。
いちばん、変わったのは…
自分の思い、そして、家族との関わりかた、家族への思いかも知れません。
ハミダシモノではなくて、気付いたのかも知れない…
ふと、そう思いました。
あなたの大切なものはなんですか?
大切に思う人は誰ですか?
ご自身を大切にしていますか?
こころや、身体と対話していますか?
これは…自分への問い掛けでもあり、
時々は振り返り…。
そうやって、自分見つめ直し旅は続いていくのだと思います。
これから学びたいことは。
社会の、大きな課題でもあるのだと。
難しいけれど……。
やっぱりこれから必要なことは。
『こころ』。
『思いやり』。
『感謝』。
自分を大切にすることからはじまる。