マンホールカードが「改版」される4大要因:製造管理番号から読み解く修正の舞台裏


※本記事は、中国最大のマンホールカード専門コミュニティ・WeChat公式アカウント「蓋活(がいかつ)」に掲載された考察記事を日本語に翻訳したものです。ぜひアカウントのフォローをお願いします!

マンホールカードは配布開始後、一部のデザインや情報の変更に伴い、修正・改版(マイナーチェンジ)が行われることが多々あります。発行自治体側にとっては情報の正確性を担保するための「必須の修正」ですが、コレクター界隈にとっては、そのカードの希少性を左右する「決定的な鍵」となることがあります。

カードの内容に修正が入る際、公式(GKP)はカード裏面左下にある「製造管理番号」の中央の数字(修正回数)を変更します。これこそが、カードの版(ロットやバージョン)を判定するための最も重要な基準となります。​マンホールカードの修正や改版が行われる理由は、主に以下の4つのケースに大別されます。

一、 写真および設置座標(実物)の変更・差し替え初版のカードに掲載されたマンホール蓋の写真に「古さ」「光の反射」「サビ」などの不備があった場合、増刷時に写真を再撮影したり、レタッチ(画像修正)を施したりすることがあります。

また、実物のマンホール蓋が天災や道路工事などで新しい蓋(雨水・汚水・合流の仕様変更を含む)に交換された場合、カードの写真も連動して差し替えられます。

事例:埼玉県羽生市では、老朽化したマンホール蓋の写真が新しく差し替えられたことで改版が行われました。​



二、 データおよび分類の校正実物のマンホール蓋が工事等で移設されたり、初版の経緯度(GPS座標)の計測に誤りがあったりした場合、後続のロットで座標情報が修正されます。

また、カード表面右下にある「ピクトグラム(デザイン分類)」に誤りや漏れがあった場合も、再評価を経て微調整が行われます。

事例:岩手県流域下水道のカードでは、表面左下の経緯度座標が変更されたことで修正版(改版)が登場しました。​



三、 テキスト内容および行政上の変更主にカード裏面の「デザインの由来」の解説文の推敲、版権(キャラクターやアニメのライセンス)の契約終了に伴うデザイン修正、写真の一部差し替えなどが該当します。

また、配布場所の移転や営業時間の変更、関連URLの変更に伴うQRコードの差し替えなども、このケースに含まれます。

事例:茨城県那珂市では、裏面の写真が「ひまわり」の質感をより鮮明に伝えるものへと変更・改版されました。​



四、 テキストやレイアウトの単純ミス(エラー)ごく稀に、許容範囲(エラーレート)を超える文字、数字、画像の印刷ミス、要素のバグ(遺漏や誤植)、あるいはレイアウトの崩れが発生することがあります。

これらが発覚した場合、基本的にはそのロットをすべて配り終えた後の増刷時に修正されますが、エラーが深刻な場合は、即座に回収・修正されて再印刷に回されます。

事例:兵庫県丹波市には標高95.45メートルの「水分れ(分水嶺)」があります。初版のカード裏面「デザインの由来」の4行目には「日本一低い」と記載されていましたが、のちに北海道の新千歳空港近くに標高13.7メートルの分水嶺があることが判明。そのため、改版時に「本州一低い」へと修正されました。​



これら4つのケースのうち、前者の3つは「通常の修正」の範囲内と言えます。しかし、最後のケースで発生する「エラーカード(エラー版)」は、二次流通市場(メルカリ等)で価格が高騰しやすく、コレクターの間では非常に珍重されるコレクターズアイテムとなる傾向があります。

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