225先物6月第1週展望 ~ スピード調整か?68000円トライか?~
<米国株>ダウ +0.72%NAS +0.2%WTI +0.2%SOX ±0225先物ナイト引け 66200円先週末(5月29日・金曜日)の米国株市場は、主要指数がそろって上昇し、NYダウは363ドル高となって連日で過去最高値を更新する非常に強い地合いで取引を終えました。マーケットを牽引した主な要因と背景を整理しました。1. 主要な市場トピックと上昇の背景① 中東情勢の緊張緩和への期待(原油安)先週末のマーケットで最も大きな好材料となったのが、地政学リスクの減退期待です。米国とイランの間で「停戦の延長」に関する覚書(MOU)が交わされたのではないかという報道が伝わり、市場の警戒感が和らぎました。 これにより、WTI原油先物が1ヶ月ぶりの安値水準(1バレル=87ドル近辺)まで下落。エネルギー価格の下落はインフレ懸念を後退させるため、株式市場、特にハイテク株にとっては強い追い風となりました。② AI(人工知能)関連への根強い楽観論木曜日に引き続き、AIインフラ関連銘柄への資金流入が目立ちました。ゴールドマン・サックスなどがAI特需を背景にS&P500の年末目標を上方修正(8000ポイントへ引き上げ)したことも、市場全体の強気心理(ブル・マーケット)を裏付けています。③ 金利と恐怖指数の落ち着き 米10年債利回り: 4.45%近辺で推移 VIX指数(恐怖指数): 約4ヶ月ぶりの低水準(16を下回る水準)まで低下株価が連日で最高値を更新しているにもかかわらず、VIX指数が低位で安定しており、市場参加者が非常に冷静、かつ確信を持って買いを入れている様子が窺えます。2. 日本市場(日経平均先物)への影響と週明けの見通し金曜日の日経平均現物は1,636円高(6万6329円)と猛烈な急反発を見せましたが、その後の大証ナイトセッション(先物)の引け値は6万6200円(通常取引の終値比270円安)となっています。一見すると米国株高に対して少し押し戻されたように見えますが、ここには先ほど確認した「オプション建玉の需給関係」がリアルに効いていると考えられます。 6万6000円〜6万6500円での売り方の防衛: 先週末のナイトでは、一時急騰した反動や、6万6000円〜6万6500円のゾーンで「コールの売り方」が上値を抑えようとする一時的な利益確定・ヘッジ売りが交錯した可能性があります。 週明けの焦点: 米国株が最高値圏で非常にクリーンな形で引けたため、外部環境としては申し分ありません。週明け、この「6万6200円」の位置から再び買い気が勝り、アット・ザ・マネー(ATM)直上の6万6500円を明確にブレイクしてくるかどうかが、次の「6万7000円・6万8000円」に向けたマグネット(踏み上げ)を発動させるかの最初のトリガーになりそうです。米国株のトレンドは非常に強固ですが、こうした局面こそ、日足のボリンジャーバンドのバンド幅(スクイーズからエクスパンションへの移行)やRCIの向きをしっかり確認し、規律正しくエントリーのタイミングを待ちたいと思います。<参考>リバーサルライン下 66070円 / 65570円リバーサルライン上 66660円オプション建玉の整理(コールのネット残高) 権利行使価格(価格帯) ネット建玉枚数(コール優勢) 注目度・ボリューム 68,000円 4,470枚 ★★★(最大ボリューム・大引けピン) 67,500円 870枚 ★ 67,000円 1,190枚 ★★(節目) 66,500円 269枚 ★ 66,000円 2,046枚 ★★★(下値の節目) 65,500円 785枚 ★ 65,000円 3,985枚 ★★★(強力な支持帯・節目) 64,500円 274枚 ★ サムエル