先日新型アルテグラR8000系のリアディレーラーに換装し充実感を満喫したわけだけど。
ついでにフロントディレーラーも充実(モデルチェンジ)してみましょうか。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
{B489D781-E61C-4DFF-BAA7-D552864CF7C6}
FD-R8000はちょっと自己主張強いと思う
 
 
品番の頭に「R」が付いている新型モデルはRタイプって勝手に呼んでる。
Rが付いてるあたりから各部品に大きな構造的な変更が施されており、アルテグラだけで言えばFD・RDは大きな変更があった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
{4B05CB63-070B-4B59-B882-C29DD170C86E}
朝からこんなこと
 
 
今日のお仕事は昼から駅前店。
その通勤に間に合うように朝のうちから作業する。
部品変更の違いがわかりやすいように単品のみ、他の部品(ホイールやスプロケット)は変更なしで。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
{3B90F350-00A0-41C4-908C-B86213BA3311}
左:新型 FD-R8000-B
右:旧型 FD-6800-B
共に31.8φバンドタイプ
 
 
同じバンドタイプ(FD-R8000-BSM)での重量比較 104g → 106g
2グラム増量の違いがわかるような男になりたいですね。
大きな変化はプルアームの長さが短くなってワイヤーの取り回しが面倒機能的になったこと。
メーカー曰く 太めのタイヤを履いても(フレーム形状によっては)ワイヤーの先が当たってしまうことが少なくなるそうだ。
トグル機構・アジャスタ機構が追加されたおかげでリンク数(可動部)が増えた。
その他チェーンラインとか移動量とかは変更ないみたい。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
互換表
 
11速モデルにはグレード間の互換性があるので松竹梅、値段や使用用途で様々な組み合わせができる(といってもD/Aとマルゴを組み合わせる人は少ないだろうけど)。
FD(フロントディレーラー)とFC(フロントチェーンリング・クランク)には互換性がある。
ただし Rタイプの新型Fディレーラーは旧型11速クランクにも適合しているが、その逆(旧型FディレーラーとRタイプクランクの組み合わせ)は適合されていない。
あくまでもメーカーの云うところの適合なので実際は付けてみないとなんとも言えないけど(もちろん自己責任で)。
 
興味深いのはモデルチェンジをしていないイチマルゴが「FD-5801」をマイナーチェンジリリースしていること。
形状はRタイプと同じショートアーム。
マルゴはよくマイナーチェンジをするグレードだけど今回クランクのリリースはせず。
代わりにFC-RS510っていう中空じゃない4本足クランクがこっそりリリース。
RタイプのFディレーラーに対応したクランクってことかな。
聞くところによるとRタイプのクランクはチェーンリングの歯がコンマ4mmほど外側にオフセットされたそうな。
ロングアームはフレーム形状やタイヤサイズによって擦っちゃうからね…。
 
 
そうか、ロングプルアームは失ppa…おっと、誰かから電話が。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
{1AAA3CF5-76A5-4BFD-A1E0-5DEDAB75A722}
このキャップが重要
 
これまでのロングプルアームのFDではワイヤーの先端を長くとっているとタイヤに擦ってしまうことがあった。
その改善とトグル機構という「動作の終盤につれワイヤーの引きが軽くなる技術」の追加で見た目がメカメカしくなった。
ワイヤーの先端は右足の方へと出てしまうのでそれをくるっとループさせることで先端ボンバヘッド回避。
その要となる部品がこのキャップ。
ネジ留めじゃないのがちょっと心配かな。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
{447F32A9-E618-48BA-B1D5-112B1D888289}
ワイヤーの通し方
 
 
初めてみた時は迷うかもしれない新機構。
説明書は困った時に見るもの、と決めているので(?)じっくり観察して開発者の気持ちを汲みつつ未読のまま作業。
 
ワイヤーは黄色の矢印のようにループさせて最後にキャップ内を通す。
先端は車両後方へちょこっと出る程度になるのでタイヤにする心配もなさそう。
赤い矢印のままではクランクフェイス側に飛び出てしまい右足のふくらはぎと擦れてしまうのでやらないように。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
{BA01ADE9-49D4-404A-BBED-AEDD182DB1C2}
アジャスタ機構
 
 
ワイヤー内蔵式のフレームの場合 Fディレーラーのアジャスタ(ワイヤ張り調整)は大抵インラインアジャスターというクルクル回す部品をハンドル下あたりにつけると思う。
ワイヤー外通しタイプのフレームはダウンチューブに、触覚タイプのSTIレバーならばレバーの根元に同じようなアジャスターが付くはず。
今回はその機能がディレーラー側に追加された。
 
調整方法はオレンジ色のイモネジを右回転させることで赤矢印の部品が押し出され ワイヤー留めの爪が押され軸ごと左回転する(黄色矢印)ことでワイヤーが張られる。
今回このアジャスタスクリューと可動域調整アジャスタ(Hi、Lo調整)のネジも2mmのアレンキーで回すイモネジに変更になった。
 
 
他にもフルアウタータイプフレームに対応したワイヤー受けとか ワイヤー張りの際の目印になる白のラインとか、新しい機能が追加されたみたいけど割愛。
アジャスタ機構は便利だけど走りながらいじれるインラインアジャスタ付いてるので両方併用かな。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
{89EA2600-069E-4FF1-A9ED-4C31AF32CDF1}
交換時の積算走行距離 8,447.2km
 
 
作業自体は写真撮りながらで20分程度。
 
 
 
 
 
 
操作感は軽くなったような…。
これから調整で煮詰めていこうかな。
 
 
 
開封のみの箱付き新品
FD-R8000-BSM(バンドタイプ) 5,407→3,680円(送料税込)
 
 
 
 
 

2017/12/14     記