今年の夏のこと。
ちょっと近所をフラッと自転車で走っていたらサドル付近に違和感が。
帰宅して見てみたらシートポストの一部が破損していた…。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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前下がりに見えるけど実際はそうでもない
 
 
破損個所はサドルをシートポストに固定するためのボルトと受け部分。
幸いなことに予備のシートポストがあったのでしばらくはそれで我慢していたけど、
サドルの固定方法が「ボルト1本締め」タイプで前後の傾きの微調整があまりできないものだった。
新品シートポストを購入するほど余裕はないし、かと言って妥協できないポジションで乗り続けていると座骨からクレームが来るわけで。
 
なるべく安価で済むようなものを物色・待機していたけど いいものが引き当てられず3ヶ月ほどがすぎた。
諦めて新品を購入するかどうか迷っていたけどちょうどいい中古品を見つけたので交換作業をしておこうか。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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上:破損したカーボンシートポスト(クランプ部はアルミ)
下:中古500円で購入したやたらと長いアルミシートポスト
 
 
なんだかやたらと長い気がする黒いアルミ製のシートポスト。
お値段500円。
けっこうずっしりくる重厚感で、多分ミニベロかフォールディングバイクにでも使ってたのかな。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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固定は2本ボルト留め
 
サドルを固定する部分のことをサドルクランプという。
シティサイクルのようなU字クランプを用いているものは「ヤグラ」。
 
大抵は1本留め(1ボルトシートポスト)でかまぼこ状の部品を締め付けて固定する。
取り付け、調整は容易だけどかまぼこ金具には横方向に溝が切ってあり(セレーション)その溝間隔でしか前後角度が調整できない。
2本留めタイプ(2ボルトシートポスト)はレールクランプを前後の2本のボルトで固定するもので、サドルの前後位置だけでなく傾きも任意で細かくセッティングできる。
他にも横方向から挟み込むようにクランプするタイプもある。
 
いずれにしてもお尻や坐骨が痛くなるようなら前後方向の細かい微調整ができる2本留めか横クランプのものに交換したほうがいいと思う。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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必要な部品は左上の筒状の黒いやつ
 
 
話長いけど必要なのはほんの小さな部品、左上にある黒い筒状のボルト受け(ナット、になるのかな)。
睨んだ通り筒の寸法も見事同じで 故障者リスト入りしていたカーボンシートポストも無駄にならずに済みそう。
この筒状の部品、補修部品として探してはみたけどなかなか合致せず、やっと見つけたものはチタン製でお値段も送料込み3,000円ほどしてしまう。
そんなんじゃそこそこのシートポスト買えてしまう…。
 
素材(カーボン)や重量はそれほど気にしないけど、せっかく安価で入手したものは活かさないともったいない。
お値段5倍以上の桁が増えてしまうような部品はきっと高性能なんだろうけど 僕には違いがわからないので今はこれで充分。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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最近はサドル位置を前方に持っていく傾向
 
2本留めタイプに変えたら「こことここの中間」の角度に微調整ができるのでやっと安心して乗ることができる。
特に距離や角度の数値は控えていないけど、乗ってて違和感のない『だいたいこの辺』にセットしたら そのへんをフラフラ試乗しようかな。
 
 

作業時の総走行距離 7,791.9km
 
 
2017/11/16    記