先日CAAD8のリアディレーラーハンガーがもげてしまったわけだけど、ようやく修理に必要な部品が揃ったので出勤前だけど作業することにした。
何を待っていた?って単にチェーンが届かなかっただけ
オイル交換の合間に
この日のお勤めは昼過ぎからのシフト。
雨の日でジテツウもちょっと億劫だし、ミニのオイル交換時期も来ていたのでオイル交換作業の合間に自転車も修理することにした。
もしゃれたリアディレーラーと後輪を外したままの車体をメンテナンス台に括り付けて(ちと寒いけど)順調に作業を進めていく。
もしゃれてしまったハンガーという部品
自転車のフレームにリアディレーラー(後輪変速機)を固定するための部品「ディレーラーハンガー」はフレームメーカー・グレード毎に異なる形をしている。
万が一折れてしまったら専用品でしか対応できない(一部例外のエマージェンシーハンガーなる部品もある)ので、即対応できるショップさんを見つけておくかできることなら最低でも1個は確保しておくといいと思う。
今回予備ハンガーがあったおかげですぐに対処…出来たはずなんだけど チェーンの到着が遅くて若干日数が空いてしまった。
CANNONDALE「 CAAD8(2015)」の純正ハンガーパーツ品番は「KP255」または「KP158」で価格は約2,000〜4,000円ほど。
フレームメーカーやフレーム形状により価格差があり 輸入対応ともなると入手も困難になることも。
純正パーツを注文したら納期6ヶ月待ちだった。
純正パーツを注文したら納期6ヶ月待ちだった。
専用品の他に「対応品」という他メーカーがリリースしている同じ形状のハンガーも存在する。
国内で手配できるのならばそれも一興かと。
サードパーティの有名どころではWheelsManufacturing社が提供している#199が適合。
捻じ曲がったプーリーさん
捻じ曲がったセラミックベアリングプーリーのことをすっかり失念していた。
4ヶ月ほど前に導入したセミビッグ(13T)のセラミックプーリー。
導入直後は滑らかな回転と少ない抵抗に心踊っていたけど 今回のトラブルで車両から抜き取ったらこんなに削れていた。
ベアリングはセラミックでもプーリーはアルミ。
削られたカスはどこにいくのか、広がったクリアランスはどうなるのか。
カラーアルマイトのアルミプーリーは各色それなりに在庫しているけど 新品なのにシールドベアリングの回りがあまりよくないので、お道具箱にあったRD-6800についていた中古のシマノプーリー(シールドベアリング)をつけておこうか。
使用したチェーンはKMCのX11EL
届くのが遅いんだって。
使用したのはKMCのミドルグレードX11EL(シルバー)。
シマノチェーンにしておけばすぐ近くのショップで入手できるけど、交換後こちらのKMCやYBNチェーンの方が再利用に都合がいい。
そのためちょっと時間がかかってしまったわけ。
X11EL(Extra Light)はKMCチェーンの中で中くらいのグレードらしい。
D/Aみたいな肉抜き具合がちょっとだけカッコいい。
軽いかどうかはよくわかんない。
エンジンオイル抜いてる間にサクッと作業終了
RDの付け直し、チェーン張り、ディレーラー調整。
サクッと取り付け、調整もほとんど無しで1発OK。
こりゃぁ気持ちい。
KMC X11EL シルバー
交換してから気づいた。
せめてチェーンリングとスプロケット清掃クリーニングしてから撮影するんだった。
チェーンノイズも変速ショックも少ない
フレームの傷は漢の勲章?
もしゃれて上まで半周したディレーラーはフレームとスポークを軽く削って止まった。
下り坂でブレーキが効かず 後輪もロックしていたらこれだけじゃ済まなかったのかもしれない。
不幸中の幸いの症状、そして作業スキルの向上にも一役買ったので このトラブルは結果オーライかな。
作業時の積算走行距離は7,272.8km
捻れて使い物にならなくなったチェーンは7,269.2kmで交換したばかり。
ほんの数キロの命だったなぁ。
別の形に生まれ変わらせてあげようね。
交換後はチュッチュと軽い変速になりましたよ
2017/10/17 記