再来週(10/21~22)に迫った「2017ジャパンカップロードレース」。
レースに出るわけじゃないけど この日に合わせてとあるグッズを作りたいので自分の自転車のチェーンを交換することにした。
今回も金色チェーン
前回交換時も金色のチェーンだった。
実は最近変速時の反応が悪いと感じていて走行中に何度も調整したけどどうにも改善しなかった。
これはもうワイヤーやディレーラー調整云々じゃないな、と。
チェーンチェッカー
これまではチェーンをつまんでみたり捻じってみたりして交換時期を見極めてきた。
まぁそれは感覚的なものが大半を占めているので 今度はちゃんとした道具を使ってみることにした。
「チェーンチェッカー」
チェーンは使用するにつれローラー表面や内部が摩擦で摩耗し極僅かだけど「伸び」てくる。
1コマ1コマではわかりにくい「伸び」もある程度の個数になればその差も目に見えてくる。
チェーンチェーカーは9コマ程の長さのチェーンのコマ間に金具を差し込んで伸びをチェックする道具。
金具表面に「.75」「1.0」と打刻されておりそれぞれ0.75%、1,0%の伸び率に合わせた長さに作られている。
この「爪」のうち「.75」を差し込んですっぽり入るようならそろそろ交換、「1.0」がすっぽり入るようならば即交換時期に来ていることを意味する。
今回のチェーンは「.75」は差し込むことができなかったけど廃棄チェーンが欲しかったことと変速反応が遅かったことが理由で抜き取りを決意。
まめに洗浄・注油で寿命が延びる…はず
そのまま廃棄処分するなら洗う必要はないけど このまま別の用途に使うのでチェーン洗浄することに。
チェーンの交換時期の見極めだけど 僕個人としてはおおよそ3つの条件を設けていてひとつでもクリアしなければ交換することにしている。
1)チェーンの伸び
2)走行距離
3)変形や表面の錆などしなやかな稼働を阻害するもの
このうち走行距離については乗り手の性質や走行シーンで大きく変動すると思う。
平地中心の中低速ポタリング主体の乗り方と ヒルクライムやエンデューロなどトルクをかけたアタック走行主体とではチェーンにかかるストレス(負担)の度合いも違ってくるから。
走行距離はあくまでも「目安のひとつ」。
乗車前に目視で異常がないか、走行中変速に異常はないか、に気を配っていれば自ずと交換時期が見えてくるんじゃないかと思う。
それでもわからない、というときこそ「チェッカー」を使ったり 自信がない場合はショップに持ち込んで点検してもらいましょう。
洗浄し車体から外したチェーン
金色のチェーンは表面にチタンコーティングがされているんだそうだ。
チタンでもなんでもいいけど チェーンとスプロケット(チェーンリング)は金属同士擦れ合うことになるので筒状のローラー部分はすぐに銀色になってしまう。
プレート部分も変速時に多少擦れてしまうのでこの擦れ具合も交換時期の見極めの一つにしてもいいかもしれない。
今回はINTREPIDというとこの金色チェーン
あんまりメジャーなとこじゃないと思うけど。
台湾に本拠地を置くINTREPIDのチェーンは他社メーカーより軽量にできてることがウリらしい。
いくつかのグレードがあるようだけど今回使用のチェーンはメーカーHPによると11速で一番下のグレードみたい。
以下、メーカーHPより転載
【INT-1111】
11 speed chain
Compatibility : CAMPAGNOLO, SHIMANO, SRAM 11 speed drivetrain
Color : Silver
Weight : 246g (114 links)
Compatibility : CAMPAGNOLO, SHIMANO, SRAM 11 speed drivetrain
Color : Silver
Weight : 246g (114 links)
シマノ・カンパ・SRAM対応。
無負荷状態で並べてみた
上段:使用済み、YBNチェーン
下段:未使用、INTREPIDチェーン
チェーンを地べたに揃えてならべてみたら108コマ付近では半コマほど長さに差が出ていた。
先のチェーンチェッカーで「.75」が入らなかったにしてもこの「伸び」は変速不良の要因の一つと思って間違いないんじゃないかな。
ところで未開封のチェーンが表示コマ数なかったんだけど
INTREPIDのパッケージには114Link(コマ)と表記されていたけど実際には109コマしかなかった。
未開封なのに。
抜き取ったチェーンと比べても2コマ不足(ミッシングリンクは数えず)していた。
14‐32T変態スプロケットを装着することもあるので長めにセッティングしてあるけどここ最近は12‐25Tを多用している。
このままの長さでも問題ないけど依然装着したときに余ったチェーンを繋ぎ合わせて長さを確保した。
(チェーンの継ぎ足しはメーカー推奨ではありません。自己責任で)
ついでにアウターワイヤーチェック
RDの動きをチェックしてみるとやや渋い箇所があった。
ワイヤーを抜き取るとアウターワイヤー(ケーシング)に錆が出ていた。
シリコングリス湿布しても錆びる時はさびるので雨水にさらされてる個所は普段から気にかけておくといいです。
屋外保管、まめに洗車する、スチーム洗浄するひとはこの辺特に要チェック。
予備部品OT-SP41(GR)の余り
車体組み上げの時に余ったアウターワイヤー(ケーシング)が残っててよかった。
適度な長さのものを選んで部品交換。
エンドキャップもアルミ製に交換
RD差し込み部分のエンドキャップは樹脂製ではなくアルミ製にせよ、とのSHIMANO様の指示。
これを機にアルミ製エンドキャップに交換した。
金色チェーンはエロい、と思うの
今回交換距離は7,269.2km
前回チェーン交換時の積算走行距離は5,286.0kmで1,983.2kmで交換した。
前々回の交換時の積算走行距離は3,051kmだったので 2,235kmで交換。
あれれ、Dst2(走行距離2)はチェーン交換で勘定してたんじゃなかったのか。
あれれ、Dst2(走行距離2)はチェーン交換で勘定してたんじゃなかったのか。
リセットしちゃったよ。
よくロードバイクのチェーン交換距離は約3,000~5,000kmといわれてるけど僕には当てはまらないのかもしれない。
安価チェーン使ってるからかな。
組込後 ローラーまで金色
チェーン組み込み後 変速の具合をみたら遅延なくピシピシ変速してくれた。
やっぱりチェーン伸びてたんかな。
スプロケやチェンリングと接触するローラー(筒状のとこ)部分も新品時は金色にコーティングされてる。
すぐに剥げて銀色になるとおもうけど。
簡易スタンド
先日バーテープ交換したときに剥がした古いテープは再利用しました。
ロードテストでも変速はばっちり!
気持ちいくらいスパスパ決まる。
抜き取った使用済みチェーンは別のことに再利用します。
2017/10/04 記