ミニの…というか外車は全般的にブレーキダストが多いみたい。
ブレーキダストの汚れはホイールに付着し、しばらく放置すると熱で食い付くのかなかなか落ちなくなってしまう。
今日はちょっと騙された気持ちで市販のブレーキダストクリーナーを使ってみた。
ホイールの汚れはココロの汚れ…
スチールホイールならばまだしもブレーキダストで赤茶色く変色したアルミホイールはみすぼらしく見える。
中性洗剤でこまめに洗っていれば簡単に落ちるけど、中古ホイールや中古車など年数の経過した汚れになるとなかなか落ちにくい。
これまで(といっても10数年前)ガソリンスタンドに勤めていて業者が何件も営業に来たけど、(当時は)決定的に落ちる溶剤には出会えなかった。
ブレーキダストの正体は…
僕のクルマはFF車(前輪駆動車)なのでフロントホイールのほうが汚れが目立つ。
ブレーキダストの正体はパッドの削りカスもあるけど大半はブレーキディスクローターの削りカス(鉄粉)なんだそうだ。
詳しくは別のサイトで解説されているから省くけど 鉄粉なんだから当然酸化するわけで、熱も喰らっているからアルミホイールの表面に食い込ん(根をはる)で落ちにくくなるのも納得がいく。
後輪はドラムブレーキゆえに汚れも少ない
一方ドラムブレーキの後輪はブレーキダストが飛散しにくいのでホイールにはあまり付着しない(まったく飛散しないわけではない)。
そのため夏←→冬のタイヤ入れ替え時は前後のホイールをローテーションするので汚れは均等に増えていく(もちろん交換時に洗ってから保管してるけど)。
Amazonで気になっていたクリーナー
ケミカルメーカーの営業マンが入れ替わり立ち替わりやって来ては各社いろいろなクリーナーを勧めにきた。
どれもよく落ちるには落ちるけど 手間がかかるのと価格が高価なためコスパがよくない。
かといってパーツクリーナーで落ちるわけもなく アワアワ洗剤でマメに洗っていても年々少しづつ汚れが蓄積してしまった。
そこで「紫色が効く」と高レビューのパープルマジックを購入。
ホイールクリーナーは各メーカーからたくさんリリースされてるけど 安価な割によく落ちて 手間もかからないと評判も高い。
Amazonで購入するつもりだったけどたまたま立ち寄ったホームセンターのほうがAmazonよりも安かったので即買い。
まずはソープランd…泡泡に
事前に目立つ汚れは洗い流しておく。
走行直後はホイールが熱いので少し冷やしてから作業する。
説明書にはアルカリ性となっていたので 厚手のゴム手袋するといいと思う(けど素手でやっちゃう)。
汚ない…
これよ、これ。
泡を吹きかけて数分経過ののち洗い流せ、とのことだけど かけて数秒で白い泡はみるみる紫色に変色してきた。
ちょっと見た目がグロいけど これこそブレーキダストや鉄粉が浮いて落ちてる証拠。
垂れた泡をスポンジ使って満遍なく他の箇所も…。
ちなみに素手で作業してもシミたりヒリヒリしたりはしなかった。
少しヌルヌル?するのはアルカリ性だからか。
臭いもツンと鼻を刺すような刺激臭はなく、甘ったるい…柑橘系とは違うフルーツのような果実酒のような匂いだった。
反対側のホイールにも吹き付けて戻ってくるとほとんど垂れて流れ落ちてた
泡は上から下へ流れ落ちるので先に流れ落ちる上の方はスポンジか何か使って擦ったほうが良いかも。
スポークの隙間は使わない歯ブラシなどでシコシコ。
水で洗い流すと…
あまり長い時間放置しておくとシミになるので早めに水道水で洗い流す。
ほとんど手間をかけずにこの輝き。
上の方のリム付近が茶色いのはスポンジでしっかり擦らなかったから。
リム切削
大昔に自家塗装したRSワタナベの13×7Jホイール。
こんなにも綺麗に蘇るとは思わなかった。
もう少し手間をかけて(例えば泡が垂れ落ちにくいように車体から外して地べたに置くとか)作業すればもっと綺麗になるだろう。
缶スプレーでオリジナル塗装した梨地仕上げのアルミホイールなので 所々ムラがある。
あまりに綺麗になりすぎてその辺まで浮き彫りになってしまうのは愛嬌か。
これで約500円
そろそろトーインチに戻そうと思ってたけどもう少し13インチのままにしておこうかな!
2017/07/26 記