那須岳ヒルクライムの試走から帰ってきたら 落札したパーツが届いてた。
届いたのは11速用のリアスプロケット。
スプロケットとは、自転車後輪についている変速用の歯車(ギア)のカタマリのこと。
変速段数が増えれば枚数が増え、歯車の山数の変化で速度や出力の調整ができる。
左側が今回入手した11速用のスプロケット「CS-5800 12-25T」だ。
5800とは現在装備している右側のシマノのコンポーネンツ「6800系アルテグラ」のワンランク下のグレード「105(イチマルゴ)」のこと。
アルテグラのスプロケットはCS-6800 11-32Tというワイドレンジのいわゆる「乙女ギア」。
低速というより勾配の急な坂道(激坂)に対応すべく 通常スペックの11-28Tよりも1枚大きな32Tを備えている。
シマノの11速ロードバイク用コンポーネンツでは最大歯数のスプロケット。
これで登れないのは僕の脚が貧弱なだけ。
ではなぜ12-25T なんて落札したのか。
しかもヒルクライム前に。
理由は高速巡航が多くなる茂木エンデューロ しかも7時間ソロ耐久で脚の疲労度を抑えるためには、各ギアのギア比が近いクロスレシオのスプロケットがあったほうがいいと思ったから。
ちなみに歯数構成は
12-13-14-15-16-17-18-19-21-23-25T
とトップ12Tからロー4枚目19Tまでは1飛びのクロスレシオ設定。
まだまだ先の話だけど、ちょっと入札したらそのまま落札しちゃったから まぁ試してみようかな、と。
好奇心と物欲に負けたね。
上がアルテグラCS-6800(11-32T)。
下が105CS-5800(12-25T)。
明らかに歯車の大きさの比率が違う。
そして105のスプロケはロー3枚以外は単品での構成(アルテグラはロー3枚、ミドル2枚以外が単品構成)。
ってことは2つを組み合わせたオリジナルを…ってわけにいかないじゃん。
アルテグラCS-6800のスペーサーはアルミ製?で、側面には「11S」の文字が刻印されていた。
105のそれには刻印はなく、素材もプラスチック。
11Sは じゅういっそく?
じゅういちスピード?
イレブンスピード?
シャバダバシャバダバ〜
装着前。
乙女な32TはWH-RS81-C35ではなくリムハイトの低いWH-6800に装着しようと思う。
装着後。
スプロケットの交換方法はググってください。
間違っても僕みたいにインパクトレンチでビューン!ってやっちゃだめ。
なんで6800系アルテグラのスプロケットにしなかったかね…。
各ギアのギア比が近くなった、といってもそれほど体感できるほどじゃねぇべ…と思ったら大間違い。
ローギア25Tから1枚1枚シフトアップしても急に重くなることもなく、無理なくストレスなくカチカチと変速していく。
それにあわせて速度はスムーズに上がり、すんなりトップスピードへもっていけた。
これまでの11-32Tでは 急なギア比変更は脚を痛めてしまうため、フロントインナー→アウターへの変速時は同時にリアを2〜3枚落としていた。
ところがクロスレシオの12-25Tでは3枚どころか4〜5枚は落とさないとペダルがグッと重くなってしまう。
コツさえおさえておけば2×11speedで(重複するギア比を除けば)15〜16段階の細かい選定ができそう。
※11-32Tではギア比の重複もあって実用範囲は13〜14段階だった。
※※この表現は間違ってると思うけど。
ヒルクライムってゆうよりはロングライドとかポタリング、エンデューロ向けのパーツかな。
今の僕の脚力では。
2016/08/31 記