部品代をケチって安いブレーキパッド(黒いの)を付けたらあまりの効きの悪さに身の危険を覚えた。
2016/03/28 記
今日は天気も良いので メンテナンスついでにブレーキパッドも交換することにした。
いつ交換したのか忘れてしまうくらい前に撮った画像。
クラシック・ミニのフロントブレーキはオールドモデルは10インチドラム、次いで10インチディスク、高年式は2ポット12インチディスク・ブレーキだ。
標準はソリッド(平らな)ローターだけど 僕はスリット(ミゾ)とディンプル(穴ボコみたいの)がついてる。
アフターパーツなどでベンチローターやドリルドローター、キャリパーも4ポット、6ポットキャリパーなどがある。
高年式モデルを12インチ→10インチ化する「先祖返り」はクラシック・ミニをミニらしく魅せるための手段の一つ。
その際は12インチのキャリパーブレーキを わざと10インチにダウンサイジングする。
国産車では有り得ないことだと思うけど ミニでは「アタリマエ」。
僕も10インチ(テンインチ、ジュウインチ、ではなくトーインチ)ホイールを付けているけど とある人から12インチブレーキのまま10インチ化できることを教えてもらったので実践している。
(ブレーキは保安部品でもあるので自己責任で)
オフセット値の少ないホイールとスペーサーの併用でホイールそのものをマイナスオフセット化させ その分キャリパーとの逃げをつくる。
MDPというホイールはこれと同じ原理。
貼り付けアルミのバランスウェイトなどが当たってしまうのでホイール幅は4~4.5Jなどの細い設定になってしまう。
僕はそれがイヤなので5.5Jのホイールとキャリパーをほんの少しだけサンダーで削ってある。
あまり削りすぎると走行不能になるので注意。
6Jでも可能だろうけど保有してないし持っててもフェンダーからもはみ出てしまうのでやらない。
またバランスウェイトは極力使わなくても済むように位置をずらしてタイヤを組み上げる。
組み上げて誤差計測してはまた組み直し…と 通常のタイヤ交換よりも時間と労力がかかってしまうけど 外から見える表面とキャリパーに干渉してしまう裏面両方にウェイトを付けない細工をするには致し方ないと思う。
話が逸れすぎた。
今回チョイスしたのは以前も使っていたEBCのグリーン。
色で選んだのではなく、適応温度で選ぶとこうなる。
他メーカーのチェレステカラーのパッドはこれの5倍くらいの価格だけど吸い付くような効き具合だった。
また使いたいけど値段が…。
ブレーキパッドの両端は面取りしておく。斜めに削ってあるのがそれ。
ベルトサンダーで丁寧にやってもいいし、アスファルトにゴシゴシして整えてもいい。
古いパッドを抜き取るとキャリパーピストンがせり出たままになるので専用工具で押し戻す。
大きなペンチなどでクワぐとピストンに傷がついてしまうのでやってはいけない。
やるなら古いパッドが付いてるうちにカラスグチなどで少しづつ押し広げる。
その際ブレーキオイルは補充してはならない。
押し戻された分のオイルが逆流するからだ。
しかしキャリパーかなり汚れてるなぁ。
雑誌でよくみるキレーなヒトはホント凄いよねぇ。
毎日通勤で使ってたらそんなに綺麗にできないよ。
通勤してないけど。