トレイルブレイザー('02~'09)のオーディオパネルの外し方でググッた人用に。
今回のトレイルブレイザーは'01/09モデルだが'02~'09も外し方はだいたい共通なので参考になれば。
運転席バイザーは液晶不良で映らない。
それ以外の3枚のモニターにカーナビの地デジ映像が映る。
オーディオパネルを外すにはここからアタックしないとならない。
ステアリングコラム下の下パネルは7mmのネジで留まっている。
一緒に留まっている上パネルの残りのネジを外すと上の画像のようになる。
メーターパネル下側、メーターパネル上側のプラスネジ5本を外す。
ステアリングコラムの下のスチール板を外し、ステアリングシャフトを留めているこのナット(15mm、左右)を緩める。
決して外してはダメ。1cmくらい隙間があけばOK。
→僕はこのナットを緩めない。スチール板も外さない。
慣れればできるが、最初のうちはこの工程のナットを緩めたほうがやりやすい。
ここでワンポイント。
メッキグリルなどに交換してる場合はライトスイッチにあるヘッドライトウォッシャーノズルのボタンを押すとノズルがニュっ!と出てきてグリルを破損する恐れがある。
スイッチ裏側の配線をカットしてもいいが 元に戻すことを視野に入れるとあまりよろしくない。
そこでヘッドライトウォッシャーノズルのモーターの電源カプラを外せば 簡単にグリル破損を回避できる。
場所はエンジンルーム向かって左手前、ラジエーターアッパーホースの隣の黒いヤツだ。
外す時はアッパーホースの熱に注意。
この措置を講じないとヘッドライトウォッシャーノズルボタンは「自爆ミサイルボタン」と化してしまう。
あとはシガーソケット横のプラスネジを外せばパネルはガバッ!と外せる。
パネルにくっついてくるライトスイッチ、リアワイパースイッチ、トランスミッションスイッチ、シガーソケットを外す。
カプラーを外してもスイッチそのものを外してもいい。
オーディオパネルを抜き出す時はステアリングを一番下に、シフトレバーを手前(1レンジなど)に倒しておく。
TBには中古の2DINオーディオを付けていたが、オーナー様のご希望によりワイド2DIN地デジ付きカーナビをインストールすることになった。
画像は地デジ用フィルムアンテナ。
これをフロントガラスに貼り付ける。
昔はリアガラスやトランクなどにどうだ!とばがりに鎮座したあの4本ツノのダイバーシティアンテナだったが、
今はフロントガラス内側に視界の妨げにならないほど細いフィルムアンテナに変わり果てた。
4本のアンテナ、ケーブルを番号に従い設置する。
Aピラーの内張りは素手で外せる。
運転席側はGPSアンテナ、ハンズフリー用マイクも同時に設置する。
撤去した2DINオーディオの配線はバラになっていたので いい機会なので整理した。
汎用カプラーがあればひとまとめにすると後々の作業性が向上する。
ちなみにTBの標準搭載オーディオ(ラジオ・CD)には警告信号が入るようになっている。
キーを挿しっぱなしの時に鳴るアレだ。
社外品オーディオに変更するとそれがなくなるので注意が必要。
また、オーディオ取り付け金具も一体型なので別途自作なり加工する必要も。
更にさらに、オーディオのフェイスパネルは2DIN規格ではないので そのままだと隙間と右上のカドが当たってしまう。
社外品オーディオに変更するにはそれらを容認しないとならない。
オーディオのメインハーネス、地デジアンテナ(4本)、GPSアンテナの配線。
メインハーネスには標準搭載のオーディオにはない「車速パルス、イルミネーション、バックギア信号」を追加する。
各種信号取り出し箇所はステアリングコラム下の車体側のメインハーネスが近くて便利。
また、シガーソケットがメインキーの位置に関係なく常に通電してる場合は配線を結線しなおしてオーディオに連動させるといい。
このTBも何故かシガーソケットは常時12Vが流れており、国産車のようにオンダッシュカーナビや後付け電装品を装備するには毎回ソケットを抜き差しする必要があった。
今回はインダッシュカーナビだが、この数日前まではオンダッシュメモリーナビを取り付けていたのでシガーソケットの電源は事前にメインキー連動に変更しておいた。
ワイド2DINナビのためオーディオパネルはフェイスに合わせてカットした。
もう少し技量があればナビギリギリにカットしたのだが…。
ドリンクトレーを照らすライトはシガーソケットに。
シフトレバー・サイドブレーキは桃のアルミビレットに変更してある。
中期、後期モデルはエアコンスイッチなどに若干の変更があるとおもうが 基本的には同じ手順。
さぁ、レッツトライ!
お役に立ちましたでしょうか?
2016/01/19 記