今日はミニのクラッチが切れない、とのことで修理を依頼されたのでここに記す。

マニュアルのミニのクラッチが切れなくなるのはたいていレリーズやマスターが死んでるかエアが噛んでることが多い、と思う。
症状をきき、おおよそここだと思う部品を仕入れ入庫待ち。今回はマスター交換を予定していたが…。

いつものように画像を交えて紹介する。




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今回のドナーは97年式、同時点火モデルのミニである。クラッチマスターが「いつもの」スチール缶ではなくプラボトルに変更されホースもメッシュに交換されている車両です。でもメッシュホース逆じゃないかしら??



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今回も僕の工具が火を吹くぜ!



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レリーズは大丈夫だろう、とタカをくくっていたら例外なく滲んでいた。うーん、どうしよう。




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マスター摘出。しかしマスターは漏れておらず、エア噛みが原因だったようで。



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一応摘出したものの漏れがないので元に戻しました。




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メッシュホースの向きだけ正して、レリーズはそのまま。部品発注しておけばよかったと後悔。ちなみにメッシュホースはバンジョーがレリーズにくるのが作業しやすくて〇。両端がバンジョーならなお良い。


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この日のために?温めておいたエア抜きセット。ガラスボトルにしようかどうか真剣に悩んだ。


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クラッチペダルとマスターをつなぐクレビスピンを紛失してしまった。これから帰ります。仕方ないので割ピンで代用。次回は部品発注忘れないようにしよう。



というわけでザックリ紹介したがクラッチのエア抜きはブレーキのそれに比べて難儀した。
真空引きしても踏みまくってもエアが抜けない。こればかりはボッチでは出来ないので助手を頼んだ。

やっぱりお友達は必要ですね、と部品発注は余分にしておくんだな、と新しい教訓を胸に 次回の作業につなげたいと思う。

2015/11/24 記