昨日、テレビ放送を録画しておいた、ジャッキーチェン版の「ベストキッド」を鑑賞。
ラルフ・マッチオ版も大好きで、何度も何度も観たし、ある程度物語の運びは予想がついて、王道(弱いものが、訓練により強いものを倒し人間的にも成長していくパターン)でしだが、不覚にも途中から涙が止まらなくなってしまった。
まぁ、もともとこういうスポーツを通したこの手の映画が好きだというのもあるけれど。
「ロッキー」「がんばれ!ベアーズ」「クールランニング」、スポーツではないけれど「スクールオブロック」などなど・・
まず、ジェイデン・スミスがすごくいい。なんともチャーミング。しかし何より涙を誘われたのは、心に傷を追った冴えない管理人役のジャッキーチェンの存在。
ジャッキーに関してそれほど強い思い入れのない方だけれど、(まぁ普通に好きくらい)彼が冴えない管理人から、いじめられているシャオドレ(スミス)を助けるためにカンフー技を繰り出していくシーンで、目頭が熱くなってしまった。なぜなのか自分でもわからず。
なんというか、美しく上等のものを見た時の感動とでもいうのでしょうか?
それとも、これまでのジャッキーの歩みを思ってのことなのか?
あと、ふと、ここ最近日本の中学生にはびこっている、いじめ問題にも思いが及んでしまった。
いじめられても、立ち向かって、生き抜いていこうとするシャオドレの姿。
もちろん、あまりにひどいいじめにあって(例の大津の事件など)、度を越しているとは想像できるけれど、生きていく術というか力が、この映画にはある。
いじめに合っていて辛い子は、一度は見てもいいのではないかなぁ。外野からのお気楽意見に聞こえるのだろうか?
アメリカ映画にこのパターンの映画が多数あるということは、彼の地でもいじめが普通にあるということでしょう?「Glee」などもそういうのが物語の下敷きになっていたし。
と話は映画からどんどん外れてしまったけれど、まぁ、難しく考えずに楽しく見る映画です。