資産の持ち方として有名なのが資産三分割法です。


株式、不動産、預金のみっつに分けて持っていれば互いの分野でカバーしながら資産を守りながら増やしてくれるから安心で有利というわけです。


しかしバブル崩壊後の日本は各分野とも振るわず共倒れの時代となっています。


日本の国家財政に置き換えると、歳入が46兆円で歳出が82兆円でした。つまり赤字の状態であり、国債というローンを国民から借りることで、場当たり的に大幅な赤字を補填しているというのが現実です。



いつ破綻してもおかしくないのが、日本の実情です。


これでもあなたは円だけに自らの資産を預けることが出来ますか?


賢い人ならお解りのはず。外貨で資産を持つというのは自らの資産を守る有力な手段なのです。


バブル全盛期の頃、資産を運用するといえば「株」か「土地」のどちらかでした。


80年代後半までは株価と地価は右肩あがりだったからです。


29ページのグラフを見ると判りますが、82年あたりから株価、地価とmのに急上昇を続け89年までどたらもほとんど下落してません。


ですから株や土地を購入すれば資産は右肩上がりに上昇したわけです。


しかし90年代にバブル崩壊が起こったことに伴い、株価・地価ともに急下降を辿ります。


平成18年3月末「公示地価15年ぶりに上昇」が話題となりましたが、それも商業地域を中心とした都心部に限られました。地方はまだまだ下落の一途を辿っています。


では株は?


近年東証株価指数も徐々に上向き、にわかに株投資ブームが訪れているのも事実です。


しかし事実は特定のファンドによるマネーゲームかデイトレードによるゲーム的要素の強いものばかり。


まとまった資金を長期的に運用していく本来あるべき株式投資とは掛け離れたものとなってゆきます。



まさに現代の貨式市場混迷の時代といえます。


地価も株価も動向が掴めない今、株や土地は安全な資産とは呼べないのです。








あなたは、今、自分の資産をどうしていますか。ほとんどの方が「とりあえず、銀行の定期預金に預けている」と答えるのではでしょうか。

なぜでしょう?


それは、少し前なら銀行に預けているだけできちんと資産を増やすことができたから。というのも、1990年の定期預金の金利は7%。ザッと10年“預けるだけ”で資産を2倍にすることが可能でした。いまだに資産を銀行の定期預金だけで持つ人が多いのは、この金利の名残でしょう。

しかし、みなさんご存知の通り、いまや金利はスズメの涙。銀行の一般的な定期預金の金利は10年定期で0.5%、1年定期で0.08%です。さあこの金利、実際に計算してみましょう。金利0.08%の1年定期に100万円を預けたとします。100万円×0.0008は・・・・・、


そう、たったの、800円。100万円もの大金を一年間預けて、やっちともらえる金利分がランチ1回の料金とおなじなのです。


しかもここから20パーセントの税金が差し引かれます。これでは資産を増やすことなど一向にできません。


「での資産は増えなくても、銀行に預けておけば安全だから・・・・」


こんな意見が聞こえてきました。はて?本当そうでしょうか。


2005年4月ペイオフが解禁されたことはみなさんご存知でしょう。


銀行が倒産しても元本1000万円とその利息までしか払い戻せなくなりました。(当座預金は別です)


つまり1000万円以上預けていた場合預けていたお金すら戻ってこない。せかっく預けた大事な資産すら失う恐れすらあるということです。


改めて聞きます。


「銀行に大事な資産を預けていて安心ですか?」