こんなに愛されてたのに | きみの体温に触れていたい。

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家に帰ってきたら
家のポストに手紙が一通。

彼氏くんからの手紙だった。
汚い字で書いてあってすぐにわかった。
手紙を見た瞬間に涙がぼろぼろ流れてきた、心が彼氏くんの名前を叫んだ。
自分にわたしを重ねたんだね、苦しいんだね、頼りたいけどわからないだね?
びっしりと2枚も書いてくれたんだね、手紙も大っ嫌いなのに。
こんなに愛してくれてたんだね、何回も裏切ってごめんなさい。
愛される資格なんてないんだね、なのに愛してるよなんて。離れてても心は繋がってるだろうなんて。永遠は掴めない、でも俺らは思い続ければ願いはかなってそばにいられるなんて。あたしにはそんな資格ないのに。

あたし、本当に裕樹が好きなんだ。誰に反対されても裕樹が好きなんだ。他の人を好きになったとしても無理なんだ、裕樹を忘れるなんて出来ないんだ。
こんな真っ正面から守ってくれるのも裕樹だけなんだ。あたしには裕樹が必要なんだ。

ねえ、なのに消えちゃわないでよ。

二人には不可能なんてないんでしょ?
どこかのアニメのセリフだろうが、裕樹は思ったことしか手紙にできないんだから、不可能なんかないんでしょ?

あたし、ゆうちゃんが好き。
離れたくない。




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