村議会(子供が脱穀していた所) 久我良介

議題、村の発展について~農業、インフラ、支援~

1、農業

村の主要産業は農業であり、食料としてヒエ、アワを生産し。換金作物として落花生や玉ねぎを栽培している。海側に住んでいた人々がたまねぎを持ち込んできて、作物実験が行われたのを契機に主要農作物が落花生栽培から畑作、野菜に移行し始めた。

・雨期は豊富な雨水を利用できるが、ほかの期間は一定の水を得られない→水不足

・恒常的に水を得る必要がある(井戸の作成など)

・雨期、乾期など自然を最大限利用した農作をする必要がある。(乾期には水を必要としない作物の栽培など)

・農業の変容(家庭用消費だけでなく、換金作物とするようになる等)にともない女性の役割も変容。→男性のつくった農作物を、女性が売るという役割ができた。
・女性は一般的に農地を持つことが無く、家事に追われるので農作物を作ることが出来ない。そこで、家事という役割に見合ったこと(=ここでは商業)をしたほうがいいのでは、という考え。

・今年は作物を売る際の価格を村落共同で固定(同じ、一緒)にしたので経済計画連帯を強めた

・換金作物だけに力を入れるのではなく、自分たちが食べる農作物を作らなくてはいけない

・持続可能な農業でなくてはならない

1年の流れ
6-10
月ひえ、あわ、落花生、10-6月農作物、家畜

・女性の役割が多い(ex.耕す、売る(換金作業?)etc)
・2-3km掘れば水がでる地帯で気候も過ごしやすい

・季節によってはギニアから移設農業従事物などもいるin5000人くらいの共同村落
↓
・現在主要作物はたまねぎ(たまねぎの種はその都度購入)
今年は作物を売る際の価格を村落共同で固定(同じ、一緒)にしたので経済計画連帯を強めた。

2、インフラの増強

1978年~今まで民族毎に分かれていた村を1つにするため、村長が村民全員がインフラへのアクセスが出来る環境を目指し始めた

・村の発展には水が不可欠、農業は勿論生活していく上でも水がなくてはならない

・多くの水が確保できれば住民も増え、結果的に村の活性化につながる

・水の確保→住民の増加→人口増加→多くの土地の開拓→発展

(ただし人口増加に伴い土地の分配をめぐって問題が起きる可能性あり)

・多くの住民がインフラの増強を望んでおり、村の幹部たちもまずこれを目指している

・インフラの増強には国にある程度村の規模を認めてもらわなくてはならない

・近隣の村を統一し巨大なコミュニティを形成し、国に認めてもらう

・巨大なコミュニティを形成することによって、農業、インフラ、等多くの場面で恩恵を得ることができる

(ただし村によっては部族が違ったり、コミュニティが大きくなるにつれて分配等の面で問題が起こる恐れがある)

・現に水の確保により、見込み通り人口も増加しているが今は土地不足が起きている。
今は民族間の諍いは起きていないがその可能性もある。

3、支援

・受動的に支援されるのではなく能動的に支援を受ける

・自分たちで考え、プランを立てた上で、不足しているものを(資金、技術)を支援として受ける

(支援というよりは共同経営、投資に近いかもしれない)

・あくまで主役は村民たちであり、自分たちで試行錯誤しながら行動することでモチベーションの維持につながる

・自分たちで自分たちの村を発展させていく


※※※日記未提出の方は早めに提出してください※※※

12月27日 瑶子


① 学費について

・公立の小学校は授業料がタダ

・入学費は1500セーファ(これは学校の修理に充てられる)

・ノートや教科書は親が負担


②先生について

・初等教育は公務員の資格がなくてもできる

・初等は1年間、中等以上は4年間の研修が必要。

・一学年(約70人)に先生は一人。なぜなら、教室数が足りない。国に言えば教員は支援できる。

・教員は他の地域に飛ばされることもあるが、手当てなどはない。ただし、国家公務員の資格を持つ人には、住居手当がある。

・国が教師に対して民営化をするようになってきたため、自主的教師自身が頑張るようになってきた

→国が民営化に乗り出した理由:国家公務員を育てるのにお金がかかるから。

1人あたりの生活水準が近年高くなってきているから。


③学業について

・6年間で二回のテストがある。→学業終了賞、中学進学テスト

・進学テストがダメだった子は留年か私立へ

・中学は4年間で、BMFテストに合格すると高校へ

・今までは、20~30%ぐらいしか中学に行けなかったが、16歳までは義務教育になるように移行している。

 今年は56人中55人が中学へ

・留年を2回すると退学になる。←退学させることが目的ではなく、進学させるように教員達も努力する。

[質問]なぜ毎学期テストがあるのに、中学進学テストがあるのか?

  [回答]  1 中学に行くレベルがあるかどうかを知るため

        2 近くで勉強できる環境があるかどうかを知るため

・学業を諦める子もいる→女の子が多い

  →理由としては家事や家族が優先されてしまうから。

・病気や学業についていけなくて辞める子もいるが少数

・家庭と学校での言語の違い←ドロップアウトの原因に!!

・フランス語ができないことが壁になる。しかし、現地語での教育は難しい

・宗教教育も公立学校でやっている。

・アラビア語の先生がいる理由

アラビア語を学ぶことで、呪術師の言っていることがわかり、その呪術師の言うことに左右されなくなる!自分の意見ができる!

・セネガルの国家レベルの就学率

現在60%程度。正確ではないがこれより低いということはない。

→両親の、教育に対する理解度が向上した(将来への窓口であることに気付き始めた)ことが理由


④援助について

・日本の援助は学校を建てただけで、その後視察なし

・JICAは地震や台風に耐えられるように学校を作ったが、セネガルは地震や台風の心配がない。

・学校の外壁、門は村議会で修理した→村レベルでも教育に対する理解がある。



⑤家庭環境

・同じ家庭で男女がいたら男子が優先される。

・貧しい家庭は学校に行けない。また、公立学校に通っている人は貧しい。

・両親の教育に対する理解が高くなった。←教育が将来の窓口になると考えるようになった。


⑥支給

・ノートが一人当たり2冊

・チョーク白→一年に10箱

      カラー→一年に3箱    ※1箱100本入り


⑦問題点

・なるべく近くに学校を作ることで教育を充実させた。

しかし、20~30人くらいは2~3㌔離れたところから通っている人もいる。

その子達は、お昼になると一回家に帰らなくてはならず大変。

・エリートと下の人の2分化が起こっている。

・職業教育の不足

・様々なアクター(村議会、政府、家庭、学校)の役割が不明確である

・先生の指導にあたってのレベルUPが必須


⑧その他

・公立学校のほかに宗教学校もある。

・頭がいい人はPTAが支援している。

・この地域には水がないので、学生たちが自主的に水を汲みに行って、二週間分の水をためる。

・保健所の受診料はタダ。薬が出たら親が払う。

・家が貧しいために、病気の子をワザと学校に連れてくる。

→薬があるから

→薬代 先生が負担

→返す人もいるし、返さないひともいる。

・学業保険はない

・救急箱は学校に2つ。トイレも二つ

 それぞれ、先生用と生徒用

[質問]もし、生徒用のトイレがいっぱいで先生用のトイレが空いていたら使っていいのか?

   [回答]それはできない。先生の権威を守るため。

[質問]子供に対して。夢は何か?いつ幸せを感じるか?

   [回答] 夢は→軍人(女の子)、大工

        幸せな時→音楽を聴くとき、コーラン聴くとき

・Ngenieneには3つの小学校がある

  1つ目13クラス1000人

  2つ目10クラス1000人(カトリック小)

  3つ目7クラス418人


・学年別人数

  C1:88、CP:73、CE1:69、CE2:71 

  CM1:54、CM2:63











学びあいセミナー『児童労働について』

2010年11月1日 文責 谷口


児童労働改善→ユニセフと共同したプロジェクト、1998年スタート

この団体(ILO)の活動では、直接子供に働きかけるのではなく、共に問題を解決していくパートナーを探すことや交渉をしている。

行政レベル(啓蒙活動)

法レベル

教育レベル(就学率をあげる)

児童労働をしている子供レベル を軸に改善を進めている。

<IPCの目標>

①現地のシステム強化(行政援助促進)

②児童労働改善・働きかけ

③統計化、モニタリング

<スローガン>

① 域密着型・地域発足型・ボトムアップ型

→地域の人に関わってもらって、プロジェクトに働きかける。子供を“人手”として送る必要がなくなる社会を考える。そして、1番大きな目標は「児童労働をなくすこと」原因のひとつに、子供が働かなければならないコミュニティー構造があげられる。

②貧困との戦い

→貧困が児童労働の原因から、児童労働が貧困の原因に。

・2015年までに、1人の子供を調査することや、セクター毎の調査をすることで、アフリカ地域における児童労働撤廃を目指し、2016年までには世界で撤廃することを目指している。

ここでの児童労働とは、認められない、肉体的にも精神的にも危険な労働のこと。

・82ヶ所で活動

→それぞれの地域でアクターを選別し、それぞれに働きかけていく。

→子供一人ひとりを指標にする。(現在、シエス州で実験中)

→あるセクターごと(地域とか)で、どんな業種が存在しているかを調べ、働きかけの効果をもる。

→NGOだけではなく、コミュニティーや地区で活動し、情報を得る。

→子供がどの地域にどれほどいて、どれくらいの子供が働いているのかを把握するために子供の出生を記録する。

☆コミュニティーレベルで情報を与えて、知識を増やしていく!

☆政府が児童労働を認識することが求められる!

<問題点>

・児童労働の定義が難しい。

→「労働」や「児童」の定義があやふや。

(1999年にセネガルで国際的な児童保護の条約が可決された。しかし、国によって児童就学年齢が異なる。セネガルでは15歳とされている。)

※物乞いは労働なのか?なぜ物乞いをするのか?
→昔は物乞いをすることによって人に対してへりくだることを学んだ。もらったものは分け合う。(コーランを学ぶための一環として。)現在物乞いをする子どもを利用してパトロンがお金を稼ぐことも。49%がギニアなど物乞いをするために連れてこられた。「タリベ」=コーラン学校で学んでいる子ども。


家庭を援助して子どもに安心な環境を与えることはないのか?
→経済的に子どもが関らないと苦しいこともある。金物工事など年齢に達していればその仕事に対して援助する。また最低限の安全を保障させるサポートをしたい。そのサポートをするのにパトロンと子どもの両親に事情を認識させる必要がある。
家庭で労働をさせることはそれなりの事情がある。だから交換条件を与える。(子どもの経済力が無くても生活できるような援助を行う。)

・児童労働はある意味で「教育」と捉えることもできる。セネガルでは、元々子供が働くことは「文化」とされている。問題はその度合い。どの程度認めるのか。

・児童労働をやめさせる交換条件がないと、家族はやめないかもしれないという懸念と、それに見合う対策の模索が求められる。

<労働の区分>

・労働は「軽労働」と「重労働」の2つに分けられる。

軽労働:社会を知るためにある程度必要。(ex:家事や簡単な家業の手伝い)

重労働:健康・学業に阻害する、支障が出る、認められないもの。

危険労働:心身の健康を損なうもの。

不認労働:国際的に禁止されているもの。(ex:奴隷)

※セネガルの児童労働は本来、軽労働まで認められている。

・インフォーマル分野にほとんどは従事している。

・資金調達はUNOCHA。

・日本の援助はJICA中心。日本からの援助は2009年から開始したが、2012年までの間、様々な「不足」により、効率の良い援助はできなかった。

☆もっと地域密着の援助、そして、現状把握が必要!