両親がサ高住(サービス付き高齢者住宅)にて生活していた約2年(母は後にグループホームに入所したので約1年)。私は週に3〜4回、両親の所へ通う生活を送っていました。
私が両親にしていた事と言えば、頼まれた物を買って持って行く事と両親の洗濯物。後は病院付き添いぐらいで、いわゆる「介護」と呼ばれるような事は、殆どしていません
実は母は認知症と診断を受けた1年半後ぐらいから。大便の後に上手く拭き取れないのか、パンツが汚れている事が幾度かありました(その汚れたパンツを丸めて棚に入れられていた事もありました)。
私はそれを手洗いした後に洗濯するという事がどうしても出来ず。汚れが酷いとそのまま廃棄。その都度、新たなパンツを買って対応していました。
父に排泄のお世話が必要となった時も、介護保険を使ってプロにお任せする選択をしました。
それは私が潔癖で、とてもハードルが高かったという事もあります。
しかし私は、両親のお世話を「どこまでやるのか」について。
後で私が後悔しない範囲。
娘として私が「これはしてあげたい」と思う範囲。
この範囲でしようと決めていました。
基準を「私」に置きました。
でないと「きょうだい3人も居てるのに、何で私だけ❓」と思い、兄達への不平不満も、もっと出ていたと思うのです
それでも、亡くなった父の事も、施設に入って貰っている母の事も、全く後悔(罪悪感)が無い訳ではありません
だけど両親が元気だった時。「子ども達には子ども達の生活がある。迷惑はかけたくない。」と言っていた両親の言葉を思い出して。
やはり無理の無い範囲で。私がやろうと思う事。出来る事をしよう。それで良いんだと、今も自分に言い聞かせています
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