幼稚園、保育園の送り迎えは電動自転車を利用する方が非常に多いと思います。自分が子供だった昭和晩期はそのようなものはほぼ見かけなかったので、技術の進歩には心底感謝です。一方で、普通の自転車よりもスピードが明らかに早いため思わぬ事故にも繋がり兼ねないかと思います。
昨夕、小さな交差点で電動自転車に乗った女性と車が軽出会い頭で軽く接触するという事故を見ました。車のスピードもそれほど早くなかったので、自転車の前輪部分をはたくような程度だったので自転車もバランスを崩す事もなく女性も大きな怪我はなさそうでした(衝撃が伝達して後々から関節が痛くなる、という事は交通事故でよくありますが。。)。また、お子様もその時は乗っていなかったのでその点は本当に良かったと思います。すぐに車から男性が降りてきて謝っていました。女性の方は少し苛つきながら「ほんとに危ないなあ」と呟いていました。
その交差点ですが、小さい路地なのでどちら方向にも止まれ表示がなく、自転車の方はあまり気にせず通過しようとし、車の方は徐行しながらもなんだかんだで通過した、といった感じでした。両者ともスピードが遅かったので互いに「相手が止まるだろう」と思い込んでしまったのだと思われます。いずれにせよ、車の方が止まらなければならない状況ではありますが、自転車の方は衝突されたらひとたまりもないので注意に注意を重ねた方が良いのではないかなとも思いました。お子様を乗せている時であれば尚更です。
世の中には交通ルールを守らないドライバーもいるので、自転車に乗る時はある程度それも見越す事も必要かと思います。それを踏まえて自分が電動自転車に乗るときに心がけている事を以下に記します。
一見、鬼単純なことなので目からウロコどころかまつ毛すらも出てこない内容なのですが、意外とやってない人が多く、やらないことによって事故のリスクがアゲアゲ、しかしながら実践するだけで安全度アゲアゲ、という事柄ですので是非おすすめしたいです。
①車線変更時の目視後方確認
これは、車の運転のときは常識ですが、自転車のときは意外と行っていない人が多いように思います。自転車も左側通行なので「車線変更」というのは基本的にないのですが、通行人を追い越す際などには一旦道路の中央側に膨れるかと思います。自分は今や後方目視確認をせずには怖くて車線変更できません。車のみならず、最近はウーバーの自転車もロードバイク等で速い速度で走っており、「気づいたらバシャコン」という事が歩道でも発生しかねません。
②交差点は必ず止まる
ミラーで確認できるところはそのまま通過しますが、止まれ表示なくとも自分は交差点では大体止まっています。なぜかと言いますと、チャリで交差点をぶっちぎる人が結構多いからです。これは結果的に自衛に繋がっておりまして、「もし止まっていなければバシャコンだった」というシチュエーションが多々ありました。
③細い道や曲がり角で車が来たらできるだけ止まる
細い道で車とすれ違いが発生するとき、頑張ってスレスレの隙間を通過しようとする人もよく見かけます。昔テレビでやってたイライラ棒を彷彿とさせますが、クリアしたとて100万円をもらえるわけではないので出来るだけ端に寄って車の通過を待った方が良いと思います。ベンツでも擦って示談800万円とかにでもなったら大変です。また、車が曲がってくるときに、交差点ギリギリ前で待つ人がいますが車の内輪差を考慮するとキモチ後ろ目で待った方が安全です。以前に、そのようなシチュエーションに出くわし、車が曲がれずにいたので自転車の人に後方に下がるよう促しましたが、すぐには理解されませんでした。車に乗らない人だとわかりづらい感覚なのかもしれません。
自分と子供の身を守る運転を心がけるとともに、通行人や周りの車輌にも配慮した運転を心がけたいと思います。働きながらだと時間との戦いになるのでバランスを取るのはとても難しいですが、車輌を扱う際は細心の注意を払いたいですね。