以前から行きたかった歌舞伎を
観に行ってきました~(・∀・)
しかも、今回観たのが
三月大歌舞伎!☆彡

普段は通しで上演されることは少ない
ということを聞いたので、折角なら
昼の部も観ておけばよかったと後悔…
今回観たのは【菅原伝授手習鑑】
というもので、私は夜の部を
鑑賞しました。
序幕~六幕目で構成されているうちの
四幕目『車引(くるまびき)』
五幕目『賀の祝(がのいわい)』
六幕目『寺子屋(てらこや)』
を観ました(^o^)
▼あらすじ
時は平安、醍醐天皇の時代。
右大臣の菅原道真と左大臣の
藤原時平が勢力を二分していた頃のお話。
政権の乗っ取りを企む時平は、
道真の養女が帝の弟と恋仲なのを
逆手にとって「道真に謀反の心あり」
と帝に吹き込みその言葉に惑わされた
帝は、道真を遠く九州の太宰府に
左遷する。
・・・という前段があってのお話です。
私が観たのはこの後のお話で
道真の別荘の管理人をしている
四郎九郎とその管理人の三人の息子
梅王丸、桜丸、松王丸のお話から
幕が開けます。

↑歌舞伎座の入口の様子
■話の予習をしていても狂言を
理解するのは難しいので、
イヤホンガイドのレンタルが
オススメです!

↑イヤホンガイド(解説が流れます)
歌舞伎座に入ってすぐ右手に貸し出し
スペースがあるのですが、混み合う
ので、歌舞伎座に入る前に入口付近の
レンタルスペースで借りるほうが
いいかも~
※レンタル料1700円(保証料1000円込)
返却の際に保証料は返金されます。
いけない…話がそれてしまった…
話を元に戻します(^0^;)
それぞれの話の大まかな内容ですが
▼四幕目『車引』
道真の別荘の管理人をしている
四郎九郎の三人の息子は
それぞれ※舎人となっていた。
梅王丸は道真の舎人
桜丸は斎世親王の舎人
松王丸は時平の舎人
ある日、菅家再興に尽力していた
梅王丸と帝の弟と道真の養女の恋を
取り持ってしまったことに責任を
感じている桜丸が互いの不運を
嘆きあっているところに、時平の
行列がやってきた。
これは道真の恨みを晴らす絶好の
機会だと思った二人は牛車の前に
立ちはだかる。
それを止めようとした時平の舎人
である松王丸と二人は兄弟で
争いあうことになってしまった。
梅王丸と桜丸が牛車を壊そうとした
その時、時平が現れ鋭い目つきで
二人を威嚇し射すくめた。
松王丸に免じて命拾いした二人は
この決着は父親の「賀の祝」の後に
決着をつけることにした。
……賀の祝へ続く……
※ 舎人(とねり)とは、皇族や貴族に
仕え、警備や雑用などに従事していた
者のこと。
▼五幕目『賀の祝』
父親の70歳のお祝いに久しぶりに
家族が揃うこととなった。
松王丸の女房の千代、梅王丸の女房
の春、桜丸の女房の八重も祝に来たが
三人の息子達が来るのが遅いので
父親は八重を伴って氏神詣に出かける。
その留守中に松王丸と梅王丸が現れ
喧嘩をはじめてしまう。
(その際、庭の桜の木の枝を
折ってしまう。)
↑この部分はこの幕の終盤への伏線です
やがて戻って来た父親に梅王丸は
筑紫に行きたいと申し出るが断られ
松王丸は勘当してほしいと申し出る
始末。それに腹を立てた父親は
夫婦共々追い返した。
そんなこんなしていると、なかなか
現れない夫を案じる八重の前に
桜丸が現れる。
実は桜丸は道真の流罪の原因となった
自分を許す事ができず死んで詫びよう
と決心し納戸に潜んでいたという。
その後、泣いて止める八重の悲痛の叫び
も届かぬまま桜丸は自らの命を絶った。
■個人的意見としては……
五幕目の序盤は兄弟喧嘩がコミカルに
演出されていて思わず笑ってしまいま
した~
終盤の桜丸の自害の場面では八重の
悲痛の叫びがあまりもリアルで
悲しさのあまり泣いてしまいました。
自ら命を絶つことで果たして桜丸の
大義名分は果たされたのだろうか…
この時代だからこそのエピソードで
現代においては、なかなかできない
事だよなぁ~って思います(^-^;
▼六幕目『寺子屋』
道真の筆法を伝授された式部源蔵は
寺子屋を開き子供たちに教えていた。
ある日、庄屋に呼ばれ出かけていた
源蔵は神妙な面もちで帰ってきた。
そこで、女房の戸浪は留守中に
弟子入りした小太郎を引き合わせる。
小太郎を見た源蔵は利発そうなその
姿に何かを思いついた様子。
その様子を不思議に思った戸浪が
何があったのか尋ねると、庄屋から
匿っている道真の息子秀才の首を
討って差し出せと言われたという。
しかしながら、恩ある道真の息子の
首を討つことなどできないので、
身替わりに小太郎の首を差し出そう
と源蔵は考えたのだ。
その考えに驚いた戸浪だったが、
致し方ないと夫婦共々覚悟を決めた。
やがて、検使役の春藤玄蕃と松王丸が
やってくる。
寺子屋の子供たちを全員帰したうえで
早く首を討てと迫る松王丸。
意を決した源蔵は奥に入ると悲壮感を
纏った表情で首桶を抱え戻ってくる。
差し出された首を確認した松王丸は
「秀才の首に相違ない」と言い放ち
そそくさと帰っていった。
玄蕃も納得した様子で首桶を持ち
帰る。
上手くいったと源蔵と戸浪がほっと
したのも束の間…小太郎の母である
千代が息子を迎えに来たのである。
息子を殺してしまった以上母親も
手に掛けるしかあるまいと源蔵は
千代に切りかかったが、千代は
素早く身をかわし
「菅秀才のお身替わり、
お役に立ててくださったか」
と言った。驚いた夫婦はなぜ、
身替わりのことを知っているのか
聞こうとしていると、松王丸が
「女房よ喜べ、せがれはお役に
たったぞ!」
と言いながらやってきた。
実は、小太郎は松王丸の子だったのだ。
松王丸は身替わりにするつもりで
弟子入りさせたのだ。
小太郎は何も知らず死んでいったと
語る松王丸に源蔵は首を討つ時の
小太郎の様子を伝えた。
小太郎は身替わりにされることに
気がついていて、それでも
逃げることなく父母のお役にたてた
ことに喜び笑顔で死んでいったそうな。
それを語った源蔵と戸浪、それを聞いた
松王丸と千代は健気に死んだ子を思い、
涙にくれるのであった…
(終)
■個人的意見
イヤホンガイドの解説の方も言って
ましたが、平安の時代に寺子屋は
存在しておらず、歌舞伎の醍醐味と
しては、そのあたりの時代錯誤も
物語を彩る演出の一部だと思います。
小太郎が健気に死んでいったという
真相を語るシーンは特に涙なしでは
見れなくて、号泣しました。
五幕目の桜丸の自害、四郎九郎の
旅立ち、小太郎の身替わりの死といい
この物語は『別れ』がテーマだった
ような気がします。
そして、それぞれの『大義名分』を
果たそうとするその姿勢こそが、
『別れ』のきっかけになったんでは
ないかと…
とまぁ、長々と書いてしまいましたが
初心者でしかも愛之助さん目当てと
いうミーハー心で見に行った私です
が、思いのほかハマりそうな予感…
ミーハー心で行って本当に申し訳なさ
で一杯です!(>_< )
次回はもっとちゃんと予習して
見に行きたいです。