悔い | 古今亭志ん輔 日々是凡日

悔い


7時00分 起床。昨夜は同期の時蔵さんと久しぶりに飲んで楽しい時間だったから就寝が遅くなったことは当り前だし後悔はしていない。

7時15分 にぎわい座「志ん輔三昧」8月10月分の演目で悩んでいる「真景累ヶ淵」の三回目四回目で四回目を最終回にすることになっている。そこで圓朝大師匠が「真景累ヶ淵」を作るに至った経緯を「或る日の圓朝」と題して噺にして見ようと思った。その他の演目も併せて考えた。実は一旦布目館長に出してはあったが出しておきながら腑に落ちないのでペンディングにしてもらっているのだ。

7時40分 洗面所のシンクを磨いた。洗濯物は既に娘がやっていた。

8時00分 吸入。

8時15分 朝食を急いで食べたら苦しい。

8時40分 デイサービスの今日かみさんを起こし、着替えさせ、洗面から朝食まで。

10月30日 10:20の迎車だったが今日は久しぶりに「イヤだ!」になって説得するのに時間がかかりやっと乗車。

10時40分 一息のコーヒーはお客様からの差し入れのガトーショコラと共に。娘は作業場へ行った。

10時55分 声馴らし。

11時15分 稽古すべきこと、作らねばならぬことを精査して可視化。

11時45分「三遊亭圓朝」を音読。

12時15分 諸所にお便り。

12時30分「紙屑屋」を作る。

13時00分「らくだ」稽古。

13時45分 明日「サウスピア駅前寄席」のもう一席を考える。

14時15分 買物へ。

14時40分 晩飯のハンバーグを作り始りながら「お見立て」稽古。と言いながら玉ねぎを炒めていた時かみさんがまだどういう状態なのかよくわからない時のことを思い出した。認知症であるとの診断を聞いた後だったがそれがどんなことになるのがわからない素人だった。


「玉ねぎをさ、団扇であおいで覚ましててね」


と言っても力を入れる様子もなく気も入っていないから


「だからさ、こうやってくれない?」


と思い切りあおいでみせるのだがかみさんの手に力は入らずいつまでもお嬢様みたいにやっているから


「だからさ!」


あの時もかみさんはなんで自分がこうなんだろう?なんで手が動かないんだろう?そう悩んでいたに違いないのだ。それを私は思い切り責めた。責めて責めて怒鳴って「もういい!」まで言った。


今日のハンバーグの玉ねぎもそうだが街を歩いているとそんなことを思い出すものばかりだ。ごめんね


15時40分 全て終わって昼飯は昨日買って来た「丸十」のパン2つ。

15時55分 ちょっと食い過ぎたかも。

16時15分 上機嫌のかみさんの帰宅を迎えて浅草演芸ホールに向かう。よかった

17時15分 楽屋入り。

18時35分 こないだ時間を気にして半端になった「ふぜいや」を楽しんで千秋楽。

18時17分 所用を終えてつくばTX乗車。

18時52分 新宿西口からバス乗車。