何故 | 古今亭志ん輔 日々是凡日

何故


6時30分 4:40に目が覚めてベッドの中にずっといるがなかなか眠れない。グッと深い眠り端目覚まし、ウウウウウ。湯冷ましを作る。

7時00分 洗面所のシンクを磨いて洗濯物を畳む。

7時40分 昨日の日記をアップ。

8時35分 かみさんを起こして着替え、洗面、軽い朝食。

9時00分 事務処理。

10時00分 始の佑輔が来て浅草演芸ホール下席の着物を持って行ってくれた。

10時15分 声馴らし。

10時40分 かみさんの歯の治療の為迎えに来たタクシーで東京都健康長寿医療センターへ。

10時55分 診察券を忘れたので私一人で取りに行くことにした。なくても問題ないと思うが兎に角そうした。

11時45分 一旦家に帰り診察券を取り新宿に出て池袋で東武東上線に乗り換え病院で合流。

12時50分 院内のレストランで昼飯をすませて会計待ち。

13時30分 帰宅して皆んなでチョコとコーヒー。

14時35分 3月23日「志ん輔と仲間たち」のリハーサルへ。

15時00分「スタジオパンダ新宿」到着。しばらくしてから「死神」開始。

16時55分 皆んなはまだやっているが私は解放されて浅草のカラオケ入店。

17時05分 改めて声馴らしをしていたら始からメール。挨拶回りと落語協会のパーティーの日程を聞いて来た。挨拶回りにも師匠が付いて行くのだという。格好悪くないか?兎に角私達の時は我々新真打だけで各幹部諸々を回ってほろよい機嫌、そのまま会長との待合せ、その時は上野鈴本だったが渋滞に巻き込まれそれにも遅れ小さん師匠に一喝され、その後鰻をご馳走になってから各席亭に挨拶に行った「お前なぁ、鰻重を取ったがなぁ、俺は鰻重を丼に入れてもらうんだ」「何故ですか?」「こうしてな・・」小さん師匠は1/3程残った所に吸物をザッと入れた「これで今度は鰻茶が味わえる」と実にもしてやったりの顔をしていた。それからは私もそうしている事実に味変が利いて美味いものだ。「さぁ、みんな食ったらそろそろ行くか!」「ハイ!」気持ちを切り替えて席亭への挨拶回りに出かけた。締めるところは締める、緩ませることも忘れない。実に結構な会長の心意気ではないか。それをしんしんうちはのその師匠がついて行くとは情けない。まるで大学生のボクの卒業式にママが付いて行くようではないか。キッパリ断った。

17時30分「三方一両損」稽古。

18時00分 楽屋入りしたら林家正蔵さんがいたので「新真打の挨拶回りに師匠がついて行くのって自分の時もやってた?」「んと?いや、やってませんね」「じゃあなんで?」多くを語らせては悪いが「ママとボクじゃあないんだからなんかおかしくなぁい?」と聞いたら「おかしいと思います」と言ってくれた。

18時45分「豊竹屋」が微妙というのは下席は招待券のお客様の割合がかなり多いからだ。招待券のお客様でもかなり聞き込んでいる方もいるのだが諸初心者的な方もありモードに入り切れなかったり笑っては悪いんじゃないかという極日本的な感覚の方々もいるわけで援助にとっては残念な状況になることもある、ということだ。

20時05分 帰宅。