銘「栗鹿の子」


御製は、東京赤坂      虎屋






精一杯固めましたというくらいに栗の甘露煮の塊です。

力強さを感じます。


栗好きにはたまりません。






茶碗は、岐阜県美濃    水野健一郎さんの黒茶碗です。


ニュースを見ながらの一服です。

衆議院選挙が始まるとともに急に与党が言い始めた18才以下の子どもたちに一律10万円を給付するという「未来応援給付」が実行する検討に入ったようです。

「未来応援給付」。ブラックユーモアですか?と聞きたくなる給付名です。

この一律10万円は合計すると2兆円になるそうです。このお金の出所は、突き詰めると国の借金・国債です。国債は子どもたちが将来返さなければならない借金です。

子どもたちの未来に借金返済を押し付けて「未来応援給付」と銘打ち一律10万円を配るのですから、悪質なジョークとしか言いようがありません。

子どもたちが実態を知ったら、受け取って喜べるお金の給付と言えるでしょうか?






綺麗に点ちました。


黒い茶碗は抹茶の緑が映えます。

利休さんが黒い茶碗を好んだのもうなずけます。








外からは分かりませんでしたが、核となる白餡は大きかったです。


白餡の甘さと栗の甘露煮の甘さが異なる甘さで、しかもバランスが素晴らしい。

これはなかなかの美味。

さすがの味わいです。

また食べたい!