銘「春黄金」
御製は、滋賀県・近江八幡 たねや です。
極寒の季節に咲く「山茱萸」(さんしゅゆ)の花を表現した和菓子です。

山茱萸の花言葉は「持続」「耐久」「強い愛」「尊敬」です。
山茱萸(さんしゅゆ)は、花の頃は葉はなく、小さな可愛らしい花をつけます。

山茱萸は花の少ないこの季節に咲く貴重な花で、茶花に重宝します。茶席ではよく見かける花です。
茶碗は、香川県・屋島 屋島焼です。

銘々皿は、島根県・出雲 出西窯 です。
上手く点ちました。


屋島焼は平賀源内の門弟 三谷林叟(影繁)がはじめた焼き物で、江戸時代後期には高松藩の御用窯となります。

他藩の御用窯と同様に 明治・大正・昭和と衰退していき、屋島焼も昭和18年 五代 林叟の時に廃窯しました。
初代、二代までは香合など型物が多く 作がはっきり分かるようですが、明治時代に入る三代からは藩の後ろ楯が無くなり、花入れや湯呑み茶碗、飯茶碗、皿など生活の器が中心になっていきます。

昭和後期に屋島焼を再興させようという動きがありましたが、残念ながら今は屋島焼は現存しません。
ふんわりとした きんとんです。

核となる餡は、つぶ餡です。
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