楽茶碗や萩茶碗は極細かな気泡状の隙間があるため、乾いた茶碗に熱いお湯を入れると空気が急膨張して茶碗が割れることがあります。



それを予防するために楽茶碗や萩茶碗は十分に水を吸わせてから使います。






京焼     佐々木昭楽さんの赤楽茶碗で吸水性実験をすることにしました。

どれだけの時間で十分に水を吸うのでしょうか。







乾いた状態で、317グラム。


薄手の茶碗です。







水に浸したら・・

泡が噴き出すように出てくるとともに、網目模様が浮き出てきました。

「ビックリ!」


「うひゃー。すごく水を吸ってる!」


数分で網目は消えてきました。




かなり水を吸ったようです。





水に浸して5分。


343グラム。

わずか5分で26グラムも増えました。



さらに5分。

まだまだ泡が出ます。




5分後。
356グラム。
さらに13グラム増えました。


まだ吸いそうです。




さらに5分。


358グラム。
2グラム増えました。

さらに浸しましたが、これが目一杯のようでした。


ということは、乾いた状態から41グラム増えたことになります。


薄手の茶碗なのに、41CCも吸うなんて想像以上ですね。





乾いている時の写真です。






15分水に浸した写真です。


ずいぶんと色合いが違いますね。

水を吸わせた方が、良い色のように感じます。


楽茶碗は十分に水を吸わせることが大切なようです。

 







せっかくなので、お茶を点ててみました。


赤楽も良いですね~~。


利休さんは黒楽よりも赤楽を好んでいたとする説がありますが、分かるような気がします。







愛媛県・松山      一六本舗      「一六タルト」を添えて。


一六タルト。「美味い!」








「美味しい~!」


100点かも。












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