銘「初雁」(はつかり)
東京・赤坂 虎屋 です。
初雁は、深まる秋に初めて北方から飛んでくる雁(がん) のことです。
恵みを与えてくれる知らせとして、初雁は大切に愛でられてきました。

虎屋さんで、1707年(宝永4年)から作っている和菓子です。
茶碗は、高知 尾戸焼 土居庄次さんの茶碗です。

銘々皿は、福岡県・東峰 小石原焼です。
綺麗に点ちました。

めったにない、いい点ち具合です。
尾戸焼らしい、柔らかな絵です。

尾戸焼は土佐藩二代藩主 山内忠義が大坂より陶工 久野正伯(くのしょうはく)を招いて、高知城の近く尾戸に開窯したのが始まりです。
その後、能茶山に移窯されました。
明治・大正時代になり衰退していきましたが、現在、尾戸焼は二つの窯元が伝統を守っています。
現在も蹴轆轤(けろくろ)を使い作陶されています。

皮はかためで、中はしっとりとした こし餡です。
絶妙ですね。
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