今宵の一服
青森県・黒石 今井理桂さんの自然釉茶碗にて。
ほどよく点ちました。

ん~、84点かな。
東京・赤坂 虎屋 「残月」を添えて。

NHKが以前 放送し、録画しておいた「けもの道」を見ながらの一服です。
京都の山あいで罠猟師をしている方を紹介したドキュメント番組です。
罠で動物を狩り、自分で解体し、全てを食す。
時折このドキュメント番組を見ながら、猪や鹿などの動物の命と向き合う真剣さに感銘を受けています。
私を含めた現代人は、精肉された肉を「うまい、まずい」とだけ評価し、まずいと残して捨てる。
味としか向き合わないけれと、実際は誰かが動物の命を奪い、誰かが解体し、誰かに精肉にしてもらい、私たちは食べています。
現代社会では、誰もが猟をして解体するということは不可能で、命と向き合う機会がないからこそ、この番組に出てくる罠猟師の生き方に人間の営みの深さを感じます。
なにせ、人間が何十万年も行ってきたことですから。
松を焚いて灰が焼けて溶け、釉薬として造形が作り出された茶碗です。

表面は生姜糖です。
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