大分県・日田で焼かれている小鹿田焼の茶碗です。
近年は小鹿田焼の里というよりも、九州で一番暑い猛暑で有名な日田です。
小鹿田焼はルーツがはっきりと分かっている焼き物です。
1705年(宝永2年)に幕府の天領だった日田の代官が領内の生活の器をまかなうために、山一つ越えた今の福岡県・東峰 小石原焼の陶工を招いて始めた窯です。
小鹿田焼でよく使われる釉薬の黒、白、緑が上手くブレンドされた茶碗です。

民芸の器らしい、素朴な造りが魅力です。

小鹿田焼は、主に皿や御飯茶碗、湯呑み茶碗などの毎日使う生活の器を作っているので、抹茶茶碗は少ない印象です。

家元の箱書ばかりを有り難がる現代茶道の茶会では使われることない民芸の茶碗ですが、いつの日か民芸の茶碗ばかりで茶会をしてみたいです。

小鹿田焼は、小鹿田焼職人として作陶を行い、作家性を伴わない焼き物なので、どこの窯で焼いても陶印は「小鹿田」「おんた」のみです。

良い感じです。
東京・千住 たから家 「きんかん饅頭」を添えて。
苦味が少しあり、白餡との相性が抜群です。すごく美味です。
また食べたい!
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