柏餅は「柏台」という菓子器で茶席に出されます。
柏台の正面です。
透かしは、菖蒲かな。
柏餅は、柏台の上にのり出されます。
8個くらいはのります。
1個を懐紙にとります。
懐紙にとって次の客にまわします。
茶碗は、萩 納富鳥雲さんです。
「いただきます!」
見事な兜型の柏餅です。
食べ終わると、柏台が末客(詰)から戻ってきます。
1,5センチくらいの手がかりが開いています。
手を向こうにまわして、引き出しを押し出し殻を入れます。
使用した懐紙も一緒です。
手がかりを開けた状態で次の客にまわします。
柏台は柏餅だけではなく、粽(ちまき)など殻のでる和菓子で用います。
粽は関西地方で端午の節句でいただく和菓子です。東京あたりの和菓子屋さんでは残念ながらほとんど見かけません。
(柏台の扱いはマニュアルがないので、お茶の先生によっては多少異なるかも知れません)
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