銘は、「鶏頭」
御製は、東京駿河台下 さゝま
意匠は名物裂(めいぶつぎれ)からのものとのことです。

名物裂は古い布地で、正倉院に伝わるものが有名です。
鶏頭の形が見事に表現されています。

茶会で出されたら、かなり目をひくお菓子だと思います。

銘々皿は、島根県出雲 出西窯です。
茶碗は、三重県津 阿漕(あこぎ)焼です。
阿漕焼は「阿漕な人」という言葉の発生地として知られている阿漕浦の近くで焼かれています。
「阿漕な人」というと、「強欲であくどい人」という意味で使われていますが、地元の三重県では「親孝行の人」という意味だそうです。
面白いですね。
上手く点ちました。

飴釉の色合いが抹茶の緑とよく合っています。

はじめ見たときには、砂糖を固めた菓子かなぁと思ったのですが、練りきりです。
内側は綺麗な黒です。
高さがいくらか低めです。
飴釉の濃淡が綺麗な茶碗です。
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