「土もの」と言われている陶器類は、「目止め」をした方が良いとされています。
「目止め」は陶器の貫入や隙間に水やお茶、油が入り込まないようにするために、貫入や隙間を埋めるための作業です。
選んだのは・・唐津焼の皮鯨茶碗です。
この茶碗は、かなり水を吸いやすく、水に触れるとあっという間に貫入に水が入り込み網状になります。
これは・・目止めしなくては。
現在は抹茶茶碗は目止めしない約束ですが、目止めします!許してください・・。
でも、昔は抹茶茶碗も目止めをしたらしいです。
ということで、一度茶碗を完全に乾燥させてから 目止め実験を開始しました。
20分ほどで泡が出てきました。
327グラム。
ということは、乾燥した状態から39グラムも増えているではないですか!
しかも全体がつるんと滑らかな印象になっています。
よし!次は乾燥だ!
いつもは3日ほどで乾燥していましたが、目止め作業後は完全に乾燥するのに10日もかかりました。
乾燥を始めて、5日間でようやく290グラム
減量は大変だ~~。
力石 徹の気持ちが少しだけ分かったような気分です。
さあ、目止めの成果確認です!
水に10分浸しました。
上部に少し水が入り込みました。