銘は、「蛤形」(はまぐりがた)
御製は、東京赤坂 虎屋

雛祭りには蛤の吸い物が約束です。
蛤は貝合わせでも用いられるように、ペアの二枚貝以外とはけっしてピッタリと合うことがありません。
そのため、夫婦円満の象徴として蛤が尊ばれたようです。
焼印で蛤をかたどっています。
虎屋さんが安政3年(1856年)から作っている和菓子です。
向きをかえて撮ってみました。

ひょうきんな感じですね。
縄文時代の遮光器土偶(遮光式土器)にも似てるかも。遮光器土偶は蛤から意匠を得たのかなぁ・・。なんて。

銘々皿は、島根県出雲 出西窯です。
茶碗は、鳥取県倉吉 上神(かずわ)焼 山根芳子さんの辰砂(しんしゃ)茶碗です。
辰砂の赤い茶碗を手にすると「はたしてお茶は美味しく点つのかなぁ」と思ってしまいますが、意外と美味しく点ちますね。
薯蕷饅頭で中は白餡です。
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