東京目黒にある日本民芸館に行って来ました。


いまは特別展「棟方志功と柳宗悦」を開催しています。




入口です。

東大駒場キャンパスの近く、静かな住宅街の中に、ひっそりと建っています。






あまり知られていませんが、棟方志功さんは柳宗悦さんらと共に民芸運動を担い、廃れていく民衆工芸品に美を見いだして支える活動をしていました。

今回の企画は、単に棟方志功さんの作品を展示するだけではなく、民芸運動との関わりも紹介しています。

棟方志功さんが手元に置いて大切にしていた茶碗なども展示されていました。




なかなかの見応えでした。
志功さんの版画、絵画は素晴らしいです。世界中の美術館が所蔵に務め「世界のムナカタ」と呼ばれたのもよく分かります。





梅が咲いていました。
ちょうど見頃です。






八重の梅です。



日本民芸館では全国の民芸品を扱っています。
せっかくなので、青森県弘前    下川原焼の陶器で出来た「鳩笛」を求めてきました。



下川原焼は津軽藩主が作らせた津軽焼の一つです。

津軽焼は良質の陶土が出た四ヵ所の窯で焼かれていましたが、江戸時代から今まで続いているのは下川原焼だけです。




「鳩笛」は藩主自ら「子どもの玩具も作ったらどうか」という提案をし、意を受けて作り出された陶器製の笛です。





「おはよう」「こんにちは」と、挨拶をしています。

吹くと鳩の鳴き声がします。






#陶芸  #陶器