鳥取県鳥取市で焼かれている、牛ノ戸焼の五郎八茶碗です。

牛ノ戸焼は、江戸時代後期に開かれた窯です。
金河藤七という人が開きましたが、何故かすぐに出雲から来た小林梅五郎という人に窯を譲りました。

現在は六代  小林孝男さんが継がれています。





五郎八茶碗は元は大振りの飯茶碗で、野良仕事の最中に飯を食べたり、お茶を飲む番茶器としても使われた日常の器です。





大振りの湯呑み茶碗という感じです。




一般的な抹茶茶碗と比べると、


こんな感じです。








五郎八茶碗は肥前の陶工・高原五郎八が初めて作ったとされています。


掛け分けた色合いが魅力的です。

飽きない意匠で、かつ実用的です。


飾らずグイっと、番茶を煎れて飲みたいですね。




牛ノ戸焼は薪を焚いて焼き上げますが、その時に多くの灰を付着します。

灰が燃えつきるほどの高温ではないので、灰が付いた跡が残るのが牛ノ戸焼の特徴で、景色をつくります。








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