大分県日田    小鹿田(おんた)焼の ぐい呑みです。



直径5.5センチ、高さ5センチくらいの大きさです。

小鹿田焼、小石原焼で代表的な造形である、飛び鉋(かんな)の手法が用いられています。


お酒をいただく器・ぐい呑みは、茶の湯の器としても用いることがあります。




「お茶に ぐい呑み?」と思いますよね。



茶の湯では「茶事」が正式なお茶をいただく席になります。

茶事では、懐石料理をいただきながら、お酒もたくさん飲みます。
酔った頃にお菓子が出され、お茶になります。

順番はフランス料理のフルコースに似ていますね。




茶事で懐石料理をいただく時、通常は杯を用いますが、趣向によっては「強肴」(しいざかな)、「預け徳利」が用意され、その時に ぐい呑みが使われます。


「お酒を飲めないと茶人になれない」とも言われるくらい。
茶人は大酒呑みが多いです。







ぐい呑みは、茶の湯の世界でも大切な器です。
趣味でぐい呑みを集めている茶人は多いんですよ。




高台まわりです。







一般的な大きさの茶碗と比べると、このくらい大きさが違います。


茶碗は、備前    小西陶古さんです。







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