萩で作陶された、十二代 田原陶兵衞さんの結文(むすびぶみ)香合です。
当代が十三代なので、先代にあたります。
萩焼は窯元がある地域で大きく分けて、松本萩と深川萩とに分類されます。
田原陶兵衞さんの窯は深川萩に分類されています。
現在の行政区割りでは長門市に入ります。

結文(むすびぶみ)は、昔 恋文を出す時に結んで出したことにちなんで、人と人とを結ぶ縁起物の茶道具として使われます。

ピタリとはまります。
ズレが全くありません。
色合いが結文にピッタリの印象です。
形のバランスもいいですね。

本来はこちら側から拝見をすることはないですが、紹介します。

裏側には陶印が入っています。
9月12日に松毬香合
4月19日に糸巻香合
を紹介しています。ぜひ、御覧ください。
有名になると、小さな細工物を作らなくなる傾向がありますが、田原陶兵衞さんは当代もいろんな香合や蓋置を作り続けています。
今日近所で撮影した薔薇です。
現代だと、結文に薔薇も必要かな。
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