笠間焼の輪花(りんか)菓子鉢です。


茨城県笠間の陶器市で、積まれた陶器の山の中から見つけて求めたものです。








花弁のように規則正しく器の縁を窪ませた意匠を「輪花」といいます。

皿だと輪花皿。
鉢だと輪花鉢。

菓子鉢だと輪花菓子鉢という呼び方になります。


規則正しく入る花弁の意匠が窪みではなく、尖(とが)っている輪花を「稜花」(りょうか)といいます。これは青磁に多いですね。






地の土の風合いを大切にしつつ、濃い藍色の釉薬を左右に吹き掛けています。

轆轤目がいい感じです。


深さは菓子鉢として最適な感じです。

直径は26センチちょっとくらいです。







一見、轆轤目のように見える削りがしっかりと生かされているのが気に入りです。




笠間の陶器市で見つけた、思い出深い器です。

時々煮物を盛っています。








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