火入れは、茶事の時に待合・寄付、茶席で客に出される煙草盆にのせられている火の点いた小さな炭が入っている陶器です。


かなり昔は実際に待合・寄付、茶席で煙草を吸う客もいたようですが、現代は煙草を吸ったら超ひんしゅくをかいますね。

いまは、客をもてなす形式的な道具となっています。






今回は火を点けていませんが、真ん中の炭に火を点けておきます。

灰には筋をいれておきます。
かなり下手ですね。恥ずかしい感じです。筋を入れる練習しなければ。



安南はベトナムの陶器で、安土桃山時代から江戸時代にかけて、多数輸入されました。
お茶の世界で大事にされてきた陶器です。

写しもよく作られています。




2月24日に安南の茶碗を紹介しています。ぜひ、御覧ください。






煙草盆には、火入れとともに葉煙草とキセルがのせられることが多いのですが、今回は紙巻き煙草をいれておく、根来塗り八角煙草入れと合わせてみました。

竹の筒は、煙草の灰を落とすもので、水を二センチくらい入れておきます。






向きを変えての絵柄です。
唐草模様らしき意匠があります。唐草模様のアジア地域での歴史を感じさせますね。








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