山口県萩で作陶された、十三代 坂田泥華さん(十四代 坂田泥珠さん)の井戸茶碗(天耳庵)です。
十三代 坂田泥華さんの井戸茶碗は、「泥華井戸」と呼ばれ、その出来栄えは今も高く評価されています。

とても薄い作りで、手元にある萩焼の中では最も薄い茶碗です。
しかし、重さは適度にあり、扱いやすい茶碗です。

形、色合い、轆轤目、釉薬の景色・・綺麗です。

内側にはまんべんなく鹿背が表れています。
茶溜まりは小さめにバランスよく作られています。
全体の色合いが見事ですね。

高台まわりには梅花皮(かいらぎ)が見られ、高台中心部には兜巾(ときん)もあります。

左高台脇には、「天」の字を流したサインがされています。
十三代 坂田泥華さんの作の中でも「天耳庵 泥華井戸」は数が少ないようです。
天耳庵ではありませんが、昨年3月15日、5月5日にも十三代 坂田泥華さんの茶碗を紹介しています。
ぜひ、御覧ください。
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ありがとうございます。
皆様に見ていただき、普段は押入れに入りっぱなしの陶器たちも喜んでいるかと思います。
これからもよろしくお願いいたします。
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