京都で作陶されている、寺尾陶象さんの牛車蓋置です。

牛車は、平安貴族が移動するために使用しました。

雅な生活の、ひとつの象徴です。



確実にゆっくりと進む牛車にあやかり、この年の始めに使っています。



蓋置は、お茶を点てる際に釜の蓋や柄杓の合(ごう・お湯を汲む部分)をのせるのに用います。






こういう向きで用いますが、牛の顔がリアルで突進してくる感じです。

ちょっと怖いかも・・。







横からだと、こういう感じです。

左右、きちんと作っています。

このような華やかな牛車を用いることができたのは上級貴族だけだったみたいで、下級貴族はシンプルだったようです。



牛車の中でも和菓子とか食べたのかな。




後ろです。



最近の茶会では、蓋置を拝見に出すことはなくなりましたが、以前はよく拝見に出したそうです。

こうした華やかな蓋置なら、拝見ですよね。









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