阿蘭陀(おらんだ)蓋置です。



京焼かと思います。ちょっと古いもので、陶印などもなく作者・窯は不明です。


異国情緒を感じる絵柄です。







ヨーロッパの陶器の絵柄を写した「阿蘭陀(おらんだ)」(または、和蘭とも書きます)の絵柄の茶道具は安土桃山時代からあります。

昔の人も異国への憧れがあったのでしょうか。








博物館、美術館で茶の湯の陶器を見た際に、時折古い「阿蘭陀」の水指を見かけます。




蓋置は、このように茶席で釜の蓋をのせたり、柄杓の合(お湯や水を汲む器の部分)をのせたりするものです。

茶席で棚を用いた時だけ陶器製を使い、棚を用いない時は竹製を使います。












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