茨城県笠間で作陶されている、長嶺憲幸さんのぐい呑みです。
「茶の湯でぐい呑み?」と思われる方はたくさんいらっしゃるでしょう。
茶の湯では、茶事という茶席が基本です。
この茶事のスタンダードは、正午の茶事といいます。
大まかに言いますと・・
11時から始まり、席入りして酒を飲みながら懐石料理をいただきます。
何度も酒が出るので、結構酔っぱらいます。
懐石料理の最後に和菓子が出され、点前があり、お茶をいただき、15時頃に茶事は終了です。

趣向によっては、懐石料理の途中で「強肴」(しいざかな)や「あずけ徳利」という場面があり、徳利とぐい呑みが出されます。
ぐい呑みも、茶の湯の陶器ということになります。
このぐい呑みは、刷毛目です。
小さいのに刷毛目は珍しいですね。ありそうでいて、あまりない刷毛目のぐい呑みです。

裏側はちょっと可愛い雰囲気です。
茶席で酒なんて、茶道を習い始めるまで知りませんでしたが、茶事はなかなか楽しいものです。
10月25日に、金城敏幸さんのぐい呑みを紹介しています。
ぜひ、御覧ください。
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