沖縄県読谷で作陶されている、金城敏幸さんのぐい呑みです。




沖縄県の陶器は「壺屋焼」の名がよく知られていますが、昭和40年代から50年代に窯のある那覇市壺屋周辺が開発で市街地となったため薪を炊くことができなくなり、ほとんどが読谷村に窯を移しました。

今の読谷やちむんの里の窯元の多くは壺屋から移ってきた窯元です。

金城次郎さんも壺屋から読谷に窯を移しています。



金城敏幸さんの窯も、そうした窯元の一つです。



現在は沖縄県中部を中心に、若手の陶芸作家がたくさん活躍しています。





内側の魚文は沖縄らしい絵柄で、楽しげな魚の表情が素敵です。


外側はやちむん伝統の朱色が鮮やかで意匠も民芸らしさがでています。





ぐい飲みは、あまり裏側は注目されませんが、何かしら「らしさ」が感じられます。


茶の湯    茶道の茶事でも趣向によっては、ぐい呑みは使われる事があります。







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