京都で作陶されている、加藤利昇さんの吹き寄せ茶碗です。
「吹き寄せ」とは、紅葉が風で吹き寄せられた様子を表現したものです。
三代 加藤利昇さんは専ら茶陶を作られています。

吹き寄せられた紅葉をズームアップしたような意匠です。
様々な紅葉の大集合ですね。
ここまで描く?と思うくらいの紅葉です。

周りが賑やかな茶碗だけに、内側の白が鮮やかに見えます。
この茶碗に合う和菓子を探すのが大変そうです。
栗きんとんかな。

正直なところ、賑やかな茶碗は好みではないのですが、何故かこの茶碗が手元にあります。
ということは、好み?・・・
人の心は分からないものです。と言うか、自分の心ですねー。

京焼の土はきめ細かく、使っていると黒ずむのが、珠に傷ですね。
茶の湯 茶道の茶会では京焼の茶碗はなくてはならないものです。

好みではないのですが、素敵な茶碗です。