山口県山口で作陶されている、十一代 大和松緑さんの茶碗てす。
元々は萩にあった窯元です。
九代の時に山口に移りましたが、直売店は今も萩にあります。
萩焼は、窯のある地域で分けて 深川萩と松本萩に分類されて語られてきましたが、山口周辺に窯が増えてきて近年は「山口萩」と呼ばれる分類も資料に書かれるようになってきました。

淡い紅萩です。
少し斑(まだら)になっているのが、特徴です。

内側も淡い紅色で、斑になっています。

切り高台になっていますが、小さめですね。可愛い切り口です。
お茶を点てるとき、この切り口があると指がかかり、便利です。
萩焼で高台に切り口を入れる理由には様々な説がありますが、実用的な理由ではと個人的には思っています。
萩焼=切り(割り)高台というイメージですが、実際は少ないです。

茶の湯 茶道の世界では、「一楽、二萩、三唐津」と、茶人の和物茶碗の好みを表す言葉です。
萩焼と一言で言っても窯元によって作風が全然違うので、比べると面白いです。
どんな和菓子と合うかな。