沖縄県読谷で作陶されている、松田共司(きょうし)さんの尺皿です。
松田共司さんは、双子のご兄弟と一緒に読谷山焼北窯で作陶しています。
読谷村やちむんの里の一画にあります。
やちむんとは「沖縄の陶器」という意味とのことです。

絵付けはサッとテンポよく描かれています。
無心に筆をおとして描いているのが伝わってきます。
菓子皿として使っています。和菓子をのせても意外と合いますよ。
茶道の茶会では、やちむんを見かけることは まずありませんが、どんどん使ってほしいなぁ。

底をぐるり丸く釉薬をかけたところを削っています。
絵付けとともに、おしゃれな造形ですね。
ブログ第1回の記事に、金城次郎さんのマカイ(茶碗)を取り上げていますが、底の釉薬を丸く削っています。
比べてみると面白いです。
ぜひ、金城次郎さんのマカイも御覧ください。

裏側は、全体に茶色く釉薬がかけられていて落ち着いています。
尺皿なので、結構重いです。
訂正
「やむちん」ではなく、「やちむん」が正しい表記でした。
訂正させていただきました。