スタジオ・オークは、茨城県笠間にある若手陶芸作家が集い切磋琢磨している工房です。
現代はなかなか作品が売れず、陶芸作家には困難な時代です。
とても独立しづらい時代です。
そうした中、スタジオ・オークには、独立を夢見て若手陶芸作家が集い作陶しています。

サッと手早く刷毛目を描いています。
何の迷いもありません。
刷毛目は昔からある手法で、以前は日本全国の多くの窯元で見られました。
しかし近年、刷毛目をされる方が少なくなってきました。
最近は、萩、唐津、瀬戸あたりの大規模窯業地でも絶滅危惧種になってきています。
若手陶芸作家さんには、どんどん刷毛目に挑戦してほしいなぁ。

涼しげな刷毛目平茶碗です。
平茶碗を用いた茶席は、茶の湯 茶道の夏の点前の真骨頂ですね。

高台は小さめです。
小さい高台は、古い高麗物によく見られます。
和物ではあまり見られない形状なので、面白いですね。

何か、可愛い高台まわりです。
裏側の刷毛目もいい感じです。
どんな和菓子が合うかなぁ。