銘は、「西王母」(せいおうぼ)
御製は、京都 鶴屋吉信 です。

桃が生りはじめる、この季節の和菓子です。
西王母とは、中国の神話に出てくる 西の仙境 崑崙山(こんろんさん) にいる女性の仙人で、3000年に一度しか生らない不老不死の効用がある桃の木を得ていました。
この桃は、蟠桃 といい、とても小さな桃とされています。
紹介します和菓子は、この蟠桃にちなんだものです。

銘々皿は、塚本快示さん
茶碗は、織部で 柾垣 の写しです。
銘々皿の青白磁の色合いが夏らしくてお菓子に合います。
お茶は、まだまだ泡が大きいですね。

まわりは、外郎(ういろう)
中は、白餡です。
とても美味しい和菓子です。
長生きできるかな。